数時間に渡り火の粉を散らす奇祭!国東市で秋の大祭『ケベス祭』が開催されます
2024年10月14日(月・祝)、国東市国見町にある「櫛来社(岩倉八幡社)」で秋の例大祭『ケベス祭』が開催されます。
『ケベス祭』の起源や由来は一切不明。
祭りでは、夕闇に包まれた境内に近くの海で禊ぎをした「トウバ」が、白装束に身を固めて集まります。
白装束に木彫りの仮面という奇怪な姿をした「ケベス」も混え境内を行列し、やがて境内の一隅に積まれた「シダ」に火が付けられます。
すると、ケベスが踊り出しトウバが守る火の中に突入しようとして、攻防を繰り返し、ついにケベスは棒を火に突込み火の粉を散らします。
いよいよ祭りは最高潮に達し、トウバも手にした棒の先に燃えているシダの束を付けて、境内、外で暴れ廻り、参拝者は火の粉を避けて逃げまわります。
壮観な火の行事は数時間に及び、火の粉を浴びると無病息災が叶うと伝えられています。
【日時】 2024年10月14日(月) 18:00頃〜
【場所】 国東市国見町櫛来 櫛来社(岩倉八幡社)
【お問い合せ】
国東市役所 文化財課 文化財係
電話 0978-72-2677
「ケベス」は、一説では「蹴火子」が転じて「ケベス」に、「トウバ」は、神社の氏子である10の集落が年ごとに輪番で務めていたため「当場」から来たと言われています。
全てが謎に包まれた、不思議で神聖な奇祭『ケベス祭』を、みなさんも是非現地でお楽しみください。