子どもも大人もほっこり笑顔に♪神戸市西区のプレンティ『森のなでしこ楽団』 神戸市
神戸市営地下鉄西神中央駅から徒歩約3分。2023年10月にリニューアルオープンした商業施設『プレンティ西神中央』(神戸市西区)。そこには可愛らしい楽団がいることをご存知ですか?
その名も『森のなでしこ楽団』。每正時になるとプレンティ専門店一番館センターコートの中心にある時計とともに、楽しい演奏で時を知らせてくれる「からくり時計」です。
『森のなでしこ楽団』、実はプレンティにとって三代目のからくり時計。その始まりは1989年に設置された初代のからくり時計。初代はタンバリンを叩く2人の少女やグリム童話の人形がワルツに合わせてダンスを披露し、当時のプレンティマスコットキャラクター「プレン君」が指揮をする。それはプレン君の夢の中の楽しいひとときだったのであろうか‥といったストーリーだったそうです。
現在の『森のなでしこ楽団』はリニューアルに伴い、二代目『なでしこ楽団』の5人のメンバーに新たにフレンチホルン、サックス、ユーフォニウム、ドラム、シンバルを演奏する子どもたちが5人加わり10人の楽団となりました。
また二代目のからくり時計は西区のシンボル"なでしこ"をモチーフにしたものでしたが、今はナチュラル・自然をコンセプトにセンターコートを憩いの森に、そして『森のなでしこ楽団』を森の中心的な存在として表したものへと生まれ変わりました。
演奏の始まりを知らせる鐘の音が館内に鳴り響くと、からくり時計の"PLENTY"の文字が光り輝き、森の中から指揮者の女の子が姿を現します。その頃にはどこからともなく集まってきた観客で人だかり。そのほとんどが小さな子どものお客様。
お揃いの衣装を着て、大きな楽器を演奏する姿に子どもも大人もほっこりと癒され、穏やかな時間が流れます。楽団が演奏している様子を見ていると、先程までご機嫌斜めだった子どもも笑顔になる。筆者の子どもも何度もこの楽団さんから笑顔をいただきました。
『森のなでしこ楽団』が奏でる曲は、春には「春が来た」、秋は「もみじ」、冬は「サンタが町にやってくる」といったように季節によって変わります。全部で13曲あるそうです。筆者が訪れた日は夏真っ盛りということで「われは海の子」を演奏してくれました。
1日の内でも昼間と夜で演奏する曲が変わるようで、昼間には子ども向けの童謡を中心に、夜に流れる曲はヴィヴァルディのバイオリン協奏曲「四季」といったクラシックなどちょっぴり大人向けではありますが、どの曲も誰もが一度は聴いたことがあるような親しみやすいものばかりです。
実は筆者も子どもの頃からプレンティのからくり時計の音楽を聴いていたファンの1人。これからも活躍を応援したいです。
住所
プレンティ西神中央
(神戸市西区糀台5-2-3)
営業時間
10:00~20:00