【今週のアニメ『キングダム』の話題は?】第3話「秦軍の陣容」ついに信が“王騎の矛“を持ったぞ! 想いは受け継がれる──
『キングダム』は、紀元前中国の戦国時代を舞台にした原泰久先生の人気漫画作品です。こちらを原作にしたアニメ 第6シーズンが、この秋からスタートしています。最速となるNHKでは10月5日に第1話、10月12日に第2話を放送。各種配信サービスでも観ることができます。
今回、こちらでは、第3話「秦軍の陣容」のあらすじを、振り返っていきたいと思います。
※第3話の内容に言及しています。
第3話「秦軍の陣容」あらすじ
「鄴攻め」の総大将は“王翦”
趙の鄴(ぎょう)を獲るために、出陣に向けて集まっている秦軍。兵たちの前で、この戦いの総大将が発表されるところです。
さて、軍師 昌平君(しょうへいくん)から発表される将軍の名は、ひとりではない模様!?
まず名が挙がったのが、「桓騎(かんき)」、そして「楊端和(ようたんわ)」です。
桓騎は、元野党のカシラで、がらの悪い一団を率いる将軍。黒羊丘(こくようきゅう)での戦いでは、飛信隊も従ったことがあります。楊端和は、“山の民“の王です。勇猛な山の民たちの参戦に、飛信隊の面々は驚き、喜びます。
そして、もうひとり、「王翦(おうせん)」の名が告げられます。また、彼が今回の戦いの総大将であることも。
今回は、3軍を同時に動かす作戦で、王翦は、自らの軍を率いる将軍であると同時に、軍全体の総大将をも務めるというのです。
総大将の発表に湧く兵士たちの中、王翦を総大将にすることへの不安を口にする河了貂(かりょうてん、飛信隊軍師)と壁(へき、壁隊を率いる将校)です。
“王騎の矛”を手に!
兵たちが城門の外へと動き出す中、信は出陣前に政(せい)と待ち合わせ。そこで政から受け取ったものは“王騎の矛“です!
あの時(王騎の最期)はその重さを理解しきれていなかったという、王騎が使っていた重い矛。身体もこころも成長した信が、王騎たちの世代の思いを引き継ぎます!
進軍している兵士たちが目指すのはどこ?バレた?
秦軍は黒羊に向かっていると見せかけて、本当は鄴を落としに行っています。当然、兵站面でも趙をあざむかなくてはなりません。具体的には、食糧を黒羊の手前の城都 金安に一度集めてから黒羊に運んでいるように見せかけて、実は金安に集積させたままにするという作戦です。
しかし、趙軍を率いるのはあの李牧(りぼく)です。秦軍の中に趙の間者を潜ませるなど、情報戦はすでに始まっていたのです。
李牧の側近 舜水樹(しゅんすいじゅ)が、金安の警備が厳重なことをいぶかしみはじめます。彼は、本命が黒羊ではないことに気付いていしまったかもしれません。さあ、総大将王翦はどう出るのでしょうか?
そこに、趙の東にある国 燕(えん)が立ち上がったという情報が!?
OPとED映像が解禁!
今回の第3話は、シリーズ初のOP映像、ED映像付きの回となりました。それぞれのアーティストと曲名をまとめておきます。
OPは、いきものがかり「生きて、燦々」
いきものがかりは、2006年にメジャーデビューして以来、「ブルーバード」「風が吹いている」など数々のヒット曲を送り出している国民的なアーティスト。
今回、アニメ『キングダム』のOPを担当するに際して、次のような喜びのコメントを出されています。
公式サイト:TVアニメ「キングダム」第6シリーズオープニングテーマは いきものがかり「生きて、燦々」に決定‼
原作者の原先生ともともと親交があったというお二人。“懸命に生きることへの、讃歌”を作ったとおっしゃっています。
OP映像は、「走れ」の歌詞とともに信が走るシーンから。漂(ひょう、信の幼馴染、物語最初で死亡)の姿にハッとする信。今を必死に生きる人たちと、無念にも散っていった人たちとが、ともに信の生命を応援しているような映像です。色鮮やかに舞う紙吹雪のような花びらが、優しい曲にぴったりだと思います。
EDは友成空「咆哮」
友成空さんは、令和のポップキラーと言われる新世代のシンガーソングライター。「鬼ノ宴」「睨めっ娘」など、印象深く刻まれる曲を数多く発表されています。
今回『キングダム』EDを担当するに際しては、次のようにコメントされています。
公式サイト: TVアニメ「キングダム」第6シリーズのエンディングテーマは 友成空「咆哮」に決定‼
『キングダム』の戦いとは何なのかを考えて作られた今回の「咆哮」。今シリーズの物語とともに、”胸に響く戦の音を感じてください”とおっしゃっています。
ED映像は、絵本のような淡い色調のアーティスティックな仕上がり。3Dで作られたと思われる映像ですが、手描きの思い出像を見ているような、不思議な時の流れが感じられます。
次回は、第4話「趙の国門」
“作戦がばれている!?”と“燕の侵攻!?”が気になるところで終わった、今回の第3話。この次の第4話のタイトルは、「趙の国門」となっています。どういう展開になるのか、楽しみですね!
最後になりましたが、一緒に『キングダム』を楽しんでいらっしゃる、関係者様たちのXでの投稿をご紹介しておきます。また、ここに挙げた以外にも、各SNSでファンの声など上がっていますので、チェックしてみてくださいね!