補正予算案 桑都ペイで子育て応援 物価高騰対策で臨時給付金
八王子市(初宿和夫市長)は2月14日、26日開会の2025年第1回市議会定例会に提出する24年度2月補正予算案を発表した。一般会計には67億8800万円を追加し、国の地方創生臨時交付金を活用した子育て世帯への物価高騰支援臨時給付金事業、防犯対策品購入・設置費用の一部補助などの経費を盛り込む。(2月21日起稿)
5000円分給付
物価高騰の影響を受ける子育て世帯の支援に、市独自のデジタル地域通貨「桑都ペイ」で臨時給付金を支給する。
給付対象となるのは、06年4月2日以降に生まれた子どもを養育する保護者で、基準日(25年4月1日)時点で市内に住民登録がある人。対象となる児童1人につき5000円分の桑都ペイポイントを付与する。対象児童数は8万人。
防犯対策品に補助
闇バイトなどに起因する強盗・窃盗被害対策として、市内事業者で購入・設置した防犯カメラや窓用の防犯フィルムなどの防犯対策品の購入・設置費の2分の1を上限2万円まで補助する。
トイレカー導入
災害時に被災地や避難所に移動して使用できる災害対策用車両(トイレカー)を2台(大型1、小型1)購入する。
上記3事業については、いずれも年度内執行が困難なため、繰越明許費を設定して事業費を翌年度に繰り越す。