西高屋駅前で27年間生徒の安全を見守った校外指導員 大田澄男さんが勇退 近大附属広島高・中学東広島校が感謝状
近畿大附属広島高・中学校東広島校(東広島市高屋うめの辺、橋本晃一校長)は終業式が行われた3月18日、3月末で勇退する校外指導員の大田澄男さん(80)に長年の功績をたたえ感謝状を贈った。
大田さんは1998年から27年間、同校の最寄り駅のJR西高屋駅前で朝夕、通学路の指導に携わったが、80歳になったのを機に3月末で勇退。大田さんは、生徒らの登下校時の安全確保や駅の利用マナーの指導だけではなく、田植えや稲刈りなど中学生の稲作実習やしめ縄作りの指導を行い、伝統文化の継承にも貢献してきた。
感謝状の贈呈式では、生徒ら約1000人を前に、橋本校長が「雨の日も風の日も休むことなく生徒たちを交通事故などから守り続けてもらった」と謝辞を述べ、大田さんに感謝状と記念品を贈った。
大田さんは「朝夕の見守りの中で生徒たちからエネルギーをもらい、元気で80歳を迎えることができた」などと振り返り、生徒が花束を手渡すと目頭を熱くした。会場からは、教師や生徒らの温かい拍手が鳴り響き、大田さんは無事に役目を終えたことに安堵(あんど)した表情で会場を後にした。
高校生徒会長2年の山野隆翔さんは「私たちの通学の安全を見守り続けてくれた大田さんへの感謝を忘れずに、学校生活を送っていきたい」と話していた。(山北)
※記事の内容は取材当時のもの