【月間MVP】西武・武内が球団史上最速で受賞、ソフトバンク栗原も初 セは床田&小園の広島勢がW選出
床田は4勝、防御率0.94、小園は打率.368、15打点
プロ野球の5月度「大樹生命月間MVP賞」が発表され、セ・リーグは広島の床田寛樹と小園海斗、パ・リーグは西武の武内夏暉とソフトバンクの栗原陵矢が受賞した。
広島の床田は2021年9月度以来となる2度目の受賞。5月は4試合に先発、28日のオリックスで7回1失点と好投し、リーグトップの6勝目を挙げるなど、全試合でQS(6回以上自責点3以下)を達成。リーグトップタイの4勝、リーグ3位の防御率0.94をマークした。
投手部門での広島からの受賞は、2022年3、4月度の大瀬良大地以来となった。
広島の小園はプロ6年目で初受賞。リーグトップの打率.368、32安打、リーグ2位の15打点をマーク。5月7日にはプロ入り初の4番を務め、リーグトップの得点圏打率.440を記録するなど抜群の勝負強さを発揮し、月間8度の勝利打点も記録した。
打者部門での広島からの受賞は、2021年9月度の鈴木誠也以来。投打同時受賞は2021年9月度の投手・床田寛樹、打者・鈴木誠也以来となった。
武内は3勝、防御率0.63、栗原はOPS1.116、16打点
西武の武内は4試合に先発し、リーグトップの防御率0.63、リーグトップタイの3勝をマークした。3日のソフトバンク戦で8回4安打無失点8奪三振の快投をみせると、11日の楽天戦でも7回1失点で勝利。初の交流戦登板となった30日の中日戦では、6回途中無失点で開幕から続く自身の連勝を4に伸ばした。新人投手が先発登板のみで開幕4連勝を記録したのは球団史上初。
パ・リーグの新人選手としては、2015年8月の髙橋光成以来9年ぶりの受賞。5月度の受賞は球団史上最速の快挙となった。
ソフトバンクの栗原もプロ10年目で初受賞。5月は21試合に出場し、リーグトップの打率.373、出塁率.444、長打率.672、OPS1.116、リーグトップタイの16打点、9二塁打の好成績を残した。特に21日の楽天戦では2本塁打を含む4安打6打点と打棒が爆発。開幕から調子が上がらず苦しんでいたが、5月に完全復活を果たした。
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記事:SPAIA編集部