<不登校ぎみ>クラス替えの度にお友だちと離されるわが子。寄り添ってくれる子がいればいいのに
わが子が不登校気味になると、親としては心配になるものかもしれません。「仲のいい子と同じクラスになってくれれば楽しく学校に通えるかも」という希望をもつ方も、決して少なくはないでしょう。今回の投稿者さんも、わが子の行き渋りに悩んでいるようですよ。
『娘に寄り添ってくれていたお友だちとクラスが離れてしまいました』
投稿者さんの娘さんは今、小学6年生です。2年生のころから学校を休みがちになり、今は頑張って通えているものの遅刻や早退は多めだそう。学年が変わる度に娘さんに寄り添ってくれる友だちが現れるのですが、何故かクラス替えで必ずクラスが離されてしまいます。そうなると娘さんは早退をすることが多くなり、投稿者さんはガックリ。娘さんが早退してきた日は気分転換に、カフェや買い物へ行ったりして気晴らしをするようにしているものの、旦那さんから「甘やかしだ」と指摘されてしまったのだそう……。投稿者さんとしては、何とか今回も寄り添ってくれる友だちがいてくれればと考えているようです。
友だちは娘さんの「お世話係」じゃないよ
「誰かお友だちが寄り添ってくれたら娘が安心するんです」と主張した投稿者さん。投稿者さんとしては娘さんが快適に学校に通えるように、友だちが寄り添ってくれたらいいのに……と考えているのですね。しかし投稿者さんの姿勢に対しては、ママたちから厳しい言葉がかけられる展開になってしまったようで……。
『「寄り添う」って便利な言葉だと感じた。娘の状況を即座に判断して、誘って、娘が楽しく生活できるように導いてくれる友だちをずっと横に置いててほしいってことだよね。わが子がよその子どものお守りをさせられるなんて冗談じゃないわ』
『寄り添ってくれる子って……お友だちはあなたのお子さんのお世話係ではないよ。そんなの友だちではない。他人に依存してはいけないし、求めてもいけない』
ママたちからしたら、投稿者さんは「友だち」ではなく「便利なお世話係」を求めているかのように見えてしまったようです。言うまでもありませんが、「友だち」というのは持ちつ持たれつ対等な関係であるべきです。一方がもう片方にばかりもたれかかるのは、ママたちが言う通り対等な関係とはいえませんよね。
相手からクラス替えについて要望があったのかも
『相手側から「クラスを離してほしい」という要望があったから、離されたんじゃないかな』
『相手の子のほうから「クラスを離して」って言われてる可能性はない? うちの学校はアンケートがあるよ』
「クラス替えの度に仲のいい子と離されてしまう」と嘆いている投稿者さん。ママたちは「ひょっとしたら相手が”クラスを離してほしい”とお願いしてるのかも……」と鋭い推察をしました。もちろん事実は当事者にしかわかりません。しかしもし娘さんが友だちに寄りかかりすぎているとしたら、相手から要望があってもおかしくないと考えられたのでしょう。
行き渋りをなくすために、少しずつできること
「友だちに頼る」以外に行き渋りをなくす方法が見つかれば、投稿者さんとしても選択肢が多くなって気が楽になるかもしれません。ママたちは2つの方法を考えだしたようです。
早退に対しての「ご褒美」をなくす
『娘さんが遅刻や早退してきたときは、学校に行ったことを褒めるだけにしよう。買い物やカフェに行くなんてご褒美をあげてたら、いつまでも遅刻や早退をやめないよ』
『早退したら楽しいことがあるんじゃダメだよ。投稿者さんも気晴らししたくてカフェに行ったりするんだろうけど、親子で現実逃避してどうするの?』
夫婦間でも意見が分かれている、「早退」に対してのご褒美。投稿者さんは「娘が早退した日は、気分転換がてらお出かけする」と話していました。しかしもしかしたら娘さんの中では「早退=楽しいことがある」と紐づけられているのかもしれません。早退を減らしたいのであれば、一度「ご褒美」をやめてみるのもいいでしょう。
学校以外の世界を広げてみるのもいいかも
『習い事などをして、学校以外の居場所を見つけてみるのはどうだろう?』
『習い事でもして、ひとつ自信がもてることを身につけるのは? 英会話は抜群にできる、書道をしていて字がきれい、歌がうまい……、その分野だけでも一目置かれるような』
習い事を始めることを勧めるママもいました。学校の勉強以外に得意なことを身につけることで、自信がついて学校にも問題なく通えるようになるかも……ということのようですね。学校の友だち以外ともコミュニケーションを取る練習にもなりますし、もし娘さんにやりたいことがあるなら視野に入れてもいいかもしれません。
「寄り添ってくれるお友だちがいれば娘が学校に通いやすいのに」と考えている投稿者さん。しかし友だちに多くを求めるのはなかなか難しいものでしょう。まずは家庭内でできることをやってみることで、事態が好転するかもしれませんね。