災害時の飲料水確保へ 愛川町が八洋と協定
愛川町と(株)八洋(東京都、後藤晃宏社長)は4月21日、災害時における飲料水等の調達に関する協定を締結した。
地震や風水害などの災害によって断水が発生した際などは、飲料水の確保が課題となる。協定では、災害時などに同社の厚木営業所に備蓄されている飲料水を愛川町が有償で調達することで合意。ほかにも、同社が町の防災訓練に可能な範囲で参加・協力する条項も盛り込んだ。
町役場で行われた協定締結式には、同社の後藤社長をはじめ、高橋和喜多摩神奈川エリアエリアマネージャー、河内匠厚木営業所湘南地区所長らが出席。後藤社長と小野澤豊町長が協定書を交わした。
後藤社長は「災害発生時に命をつなぐ清涼飲料水を町の皆さまに提供させていただくものであり、安心・安全のまちづくりの一助となれば。生活インフラ企業として、町に貢献できることに喜びと誇りを感じている」とあいさつした。小野澤町長は「協定を締結できたことは、町民皆さんの安心・安全につながるものであり、大変に心強く感じる。行政としても意義深いものであると考えている」と話した。