和歌山城で“逆さもみじ”が見頃に！夜の紅葉ライトアップが幻想的
「和歌山城」内に広がる、国の名勝「西之丸庭園（紅葉渓庭園）」（和歌山県和歌山市一番丁）の紅葉が見頃を迎えています。
人気観光スポット「和歌山城・西の丸庭園」の紅葉
江戸時代のはじめに紀州徳川家の初代・徳川頼宣によって作られた、冷泉回遊式の庭園「西之丸庭園」は、通称「紅葉渓（もみじだに）庭園」の名で愛されている人気の紅葉スポット。歴史を感じられる静寂な空間の中で紅葉が鮮やかに映え、和の風情を感じられます。
“逆さもみじ”が映る水面
「西之丸庭園」は、お城の内堀を池に見立てた独特の構造が特徴です。その内堀には、四季折々の庭園の彩りが水面に映り込みます。
秋には、紅葉と石垣、白壁のまるで絵巻のような風景が華やかに広がり、思わず息をのむほどの美しさに！
また、庭園の中心にある池には、釣殿風の「鳶魚閣（えんぎょかく）」や舟形の「御舟石」があり、紀州産の青石を用いた石組が彩りを添えています。
ライトアップ「和歌山城 ～光の回廊～」とのコラボ
「西之丸庭園」を起点に城内を「光の回廊」が巡るライトアップイベント。秋には紅葉と光による幻想的な風景が「和歌山城」を包み込み、昼の鮮やかな紅葉とは違う魅力を楽しめます。
【開催概要】
期間：通年
時間：日没～23:00
入場料：無料 ※天守閣入場料は別途必要
茶室「紅松庵」では美しい紅葉を借景
庭園の北側にある茶室「紅松庵（こうしょうあん）」の窓からは、苔むす庭と紅葉の風景が広がります。抹茶と地元和歌山の和菓子の上品な味わいと、真っ赤に染まった木々が作り出す借景。ゆっくりと紅葉を楽しみたい方におすすめです。
【紅松庵について】
営業時間：9:00～16:30（最終入場16:00）
料金：呈茶 生菓子+薄茶一服600円、干菓子+薄茶一服500円
※12月29日～翌年1月3日は休業
紅葉の見ごろは例年11月下旬から12月上旬まで。
紅葉が美しい「西之丸庭園」で、歴史を感じつつ穏やかな秋の1日を過ごしてみてはいかがですか？
※【画像・参考】「和歌山市役所 観光課」