年齢によって変わっていく各天体の影響とは?4番目の天体で自分がわかる?【一番わかりやすい はじめての西洋占星術】
10天体と年齢域
ホロスコープ上に登場する天体は、すべて私たち個人や状況の個性を表す要素ですが、その影響の大きさは常に均等ではありません。下の表の通り、10の天体にはそれぞれ、特別に活性化する時期があります。
月
0~7歳くらい
親元で育つ幼少期。生きるための基本的な力、感情表現の仕方や生活習慣を身につける。
水星
8~15歳くらい
知性の発達期。友だちを作り物事を学び、対話の能力や状況への適応力を養う。
金星
16~25歳くらい
感受性の成長期。いわゆる思春期で性的分化が進む。各自の性的欲望が現れる。
太陽
26~35歳くらい
青年期。月、水星、金星の性質は統合され、太陽=人生の目的に向かって動き出す。
火星
36~45歳くらい
太陽を含めた 4 天体の個性が一つとなり、物事に最も集中して取り組める時期。いわゆる働き盛り。
木星
46~55歳くらい
壮年期。個人的な達成をある程度終え、社会全体や後進の人たちに貢献するようになる。
土星
56~70歳くらい
成熟期。社会的な発展ルートから徐々に離れ、個人的な生活を重視し出す。ご意見番ポジション。
天王星
71~84歳くらい
段々と社会の仕組みからは逸脱した存在に。
海王星
85歳~
冥王星
死後
「天体の個性が年齢とともに積み重なっていく」とイメージして
誕生直後は、月が目立っている
まずは自分の中の月星座的な価値観で、生きていく上で、最低限必要な自分の個性(感情表現の仕方や「何をどうすれば安全か」といった感覚、衣食住の好みなど)の核を作ります。
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年月とともに、その上に水星や金星などの個性が順に足されていく
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太陽は4番目の登場
4番目ですが、影響力は最大で、ここではじめて「自分はどういう人間であり、何のために生きるのか」が見えてきます。太陽のエネルギーは「自立心」(自分の力で生きていこうとする意志)と連動しているため、その思いが強い人は年齢が若くても早くから太陽星座の性質を自覚しやすいでしょう。逆にそうではない人は、年齢を重ねても月や金星が司る感情や欲望に振り回されがちな面があります。
まーさ先生のこぼれ話
各天体の影響が強まる年齢までは、自分のホロスコープ内でのその天体の力をあまり自覚できないことも多いでしょう。特に火星より遠い木星、土星、天王星、海王星、冥王星は、なかなか自覚できないことが多いです。ですが、実際にその天体が活性化する年代に入ると、不思議とわかることが増えてきます。ホロスコープを一度読み解くだけで満足せず、時間を空けてまた見てみましょう。長期的に自分のホロスコープを何度も見ていくと、思いがけず理解が深まることもあるはずです。
【出典】『一番わかりやすい はじめての西洋占星術 』著:アストロカウンセラーまーさ