汐見台中野球部 軟式大会初代王者目指す ベイスターズ杯準決勝へ
磯子区の汐見台中学校野球部が、5月18日(日)に横浜スタジアムで開催される「第1回横浜DeNAベイスターズカップ神奈川県中学軟式野球選手権大会」の準決勝に出場する。今年新設された大会で、初代王者を目指す。
同大会はプロ野球の横浜DeNAベイスターズが主催。これまでは硬式のみの大会だったが、中学軟式野球部員の課題に向き合い、横浜スタジアムで試合をする楽しさや喜びを感じてもらおうと、今年から軟式も新設された。
県内中学軟式野球部とクラブチームが対象となり、今年出場したのは県内各ブロックの秋季大会優勝チームなど10チーム。汐見台中は昨年の横浜市秋季大会で優勝し、今年2月にベイスターズカップ1・2回戦に臨んだ。
1回戦では千代中=小田原市=に7対0で快勝。続く2回戦はクラブチームの秦野アンビシャスを5対2で下した。この試合では5点を先行したものの、最終回に2点を返される展開。例年は大会がない時期に試合をする難しさもあり、顧問の一人の相馬和輝教諭は「準備の面では難しさもあり、練習で詰め切れない部分もあった。それでも勝ち切れたのはよかった」と振り返る。
2回戦を勝ち抜いた4チームが、準決勝に進んだ。汐見台の相手はつきみ野中=大和市=で、両者の勝者と浜岳中=平塚市=と若竹ライナー=横須賀市=の勝者が決勝で対戦する。
悔しさをばねに
同部は昨年、同スタジアムで開かれた中学生の甲子園といわれる全日本大会に初出場したが、1回戦で敗退。その悔しさをバネに、今年も全国の舞台を目指している。
今後の大会につなげていくためにも、まずは今回の大会での初代王者を狙う。「第1回の大会なので、優勝したい気持ちは強い。また全日本大会にも出たい」とキャプテンの山崎創太さん(3年)。顧問の澤口耕教諭は「先輩たちの姿を追って全国を目指す子どもたちをバックアップしたい。ぜひ地域の方々にも応援していただけるとうれしい」と話す。
準決勝・決勝ともに会場は横浜スタジアムで、観戦無料。