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「慣れれば殺しが楽になる」この過酷な世界で、人々が生き残るための“掟”とは?『28年後…』特別映像

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「慣れれば殺しが楽になる」この過酷な世界で、人々が生き残るための“掟”とは?『28年後…』特別映像

監督のダニー・ボイルと脚本家のアレックス・ガーランドが再タッグで挑んだシリーズ最新作『28年後…』が、6月20日(金)より公開される。このたび、アーロン・テイラー=ジョンソンが、人々が生き残るための<掟>を語る特別映像が解禁となった。さらに、襲いかかってくる凶暴な感染者たちを目の前に、恐怖と緊張、そして絶望が入り混じった人間たちの表情を映したキャラクターポスターも到着。

“慣れれば殺しが楽になる”

本作で描かれるのは<ゾンビ>ではなく、感染した人間=<感染者>。監督のダニー・ボイルと脚本家のアレックス・ガーランドが描きたかったのは<現実に起こり得るパンデミック後の恐怖>。超自然的に生き返った死体<ゾンビ>ではなく、ウイルスに感染して凶暴化した<生きる人間>たちの物語である。

今回公開された映像には、父親のジェイミーを演じたアーロン・テイラー=ジョンソンが、外界から閉ざされた孤島で暮らさざるを得ない人間たちの生活の様子を語る姿が映し出されている。

世界的パンデミックから28年後、ジェイミーら感染を逃れた人間たちは孤島に逃れ、見張り台を建て、武器を備えて暮らしている。孤島と感染者だらけの危険な本土は、潮が引いた干潮時にのみ現れる道でつながっており、歩いて行き来することができるが、本土にはいつ、どこで凶暴な感染者に襲われるか分からない恐怖と絶望の世界が広がっており、アーロンは「本土から帰れなくても救助は来ない。感染し、死んだと見なされる。彼の息子も成長し(感染者の)狩りを教える時が来た」と、人間がこの世界を生き残るため<掟>を作って、守り続けていることを明かしている。

そんな恐怖の世界で暮らすジェイミーだが、生まれてから一度も島を出たことがない息子スパイクを一人前の大人にするため、スパイクを連れて危険な本土に向かうところから本作の物語は始まる。恐ろしい感染者が潜む森を進む中で、ジェイミーはスパイクに「慣れれば殺しが楽になる」と、過酷な世界を生きてきた自身の経験をもとにアドバイスを行う。その言葉には28年後の世界の恐ろしさが滲んでいる。

息子を守るため感染者と必死に戦うジェイミーを熱演しているアーロンは、プライベートでは4人の子を持つ父親だ。アーロンは父親役を演じる本作での役作りについて、「ジェイミーは生き抜くためにこの世界に順応してきた人で、それを次の世代である息子にも教え込もうとしています。実際のパンデミックで子どもを守る経験をしたことが、この映画の役作りにも大きく影響しています」と、コロナ禍に自分自身が経験したことを演技に落とし込んだことを明かしている。

さらに、ダニー・ボイルとアレックス・ガーランドがかつて手掛けた映画『28日後…』で主人公を演じたアカデミー賞俳優キリアン・マーフィーの演技を参考にしていたそうで、「僕が演じるジェイミーも、10代であの出来事を経験し、そのトラウマを抱えながら大人になっています。その経験がキャラクターの性格形成に深く影響しています」と語っており、本作でアーロンが見せた演技にも注目だ。

『28年後…』

キャラクターポスターでは、襲いかかってくる感染者に立ち向かうしかない4人の人間たちが恐怖と絶望に満ちた表情を見せている。

アーロン演じるジェイミー(左)をはじめ、プライムタイム・エミー賞とトニー賞の受賞歴をもつ実力派女優ジョディ・カマーが演じる原因不明の難病に苦しむ妻アイラ(左から2番目)、家族思いの息子スパイク(右から2番目)、そして話題作『教皇選挙』で主演を務めた名俳優レイフ・ファインズが演じる、感染者と共に生きる不気味な博士ケルソン(右)だ。

凶暴な感染者に出会ったら最後、彼らは無事に生き残ることができるのか?劇場でその恐怖を目撃してほしい。

『28年後…』は6月20日(金)より全国ロードショー

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