村田川デイシーバスゲームで55cm本命キャッチ【千葉】潮の動き出しでヒット
5月の大型連中が終わり、新緑の季節となったが、今年はいまいち気候が安定しない。その影響かどうかはわからないが、河川のシーバスフィッシングも春の爆釣がイマイチない。しかし、全く釣れないわけではないので悩ましいが、とにかく釣ってみないことにはわからないこともある。そんなわけで、いつもの村田川へ春の良型シーバスを求めてやって来た。
短時間のデイシーバスゲーム
5月7日(長潮)昼過ぎのまだ明るいど日中に、千葉県の村田川へやって来た。さて、この日の釣りの目的は、すばり、デイゲームの短時間釣行で良型シーバスを仕留めるという点だ。
河川のシーバスフィッシングではよくあるスタイルだが、ポイントや潮をよく見極めないと、ただのお散歩フィッシングになってしまう。潮が動かないなら外的要因で動く場所へ入り、日中の明るい時間帯なら、シェード(日陰)や濁りを味方にして釣る。
ベイトも大事だが、この日は短時間でいかに良型シーバスに近付くかを考えての釣りをしてみた。
バイブレーションで55cm!
まずは、国道下のシェード(日陰)のあるポイントへ入るが、前日の大雨の影響でゴミが多くて釣りにならない。投げるたびにルアーがゴミを拾う。
雰囲気はなかなかいい感じだったが、ここを諦めて上流を目指してひたすら歩いた。そしてたどりついたのが、水が常に動く上流の排水溝付近だ。
濁りが強いので、明るい色のバイブレーションを投入。一投目から強烈なアタリが来るが、まさかのライン切れでフックアウト。そのバラしが大きかったのか、反応が突然消えた。
そうこうしているうちに、緩かった流れが早く動き出したその瞬間、再び強烈なアタリが手元に伝わったと同時に高さのあるジャンプが見えた!これだからこの釣りは止められない。
最後まで猛烈に抵抗したが、何とかランディングし、55cmの見事なシーバスをキャッチし、この日の釣りを終了した。約3~4時間の釣りではあったが、狙いが的中し、最高に面白い釣りができたことに満足だ。
潮、濁り、ポイントを考える
この日の釣りを振り返ると、ベイトそこ少なかったが、前日の大雨で濁りが強く、明るい日中でも警戒心が薄くなっていたのが良かった。長潮でトロトロとした流れだったが、排水溝の流れに助けられ、潮の流れが速くなるわずかな時間に最良のポイントに入れたことが釣果に繋がった。
このように、ただベイトを追いかけ、ひたすら回遊を待つだけではデイゲームはなかなか釣れない。特に陸っぱりは釣りができる場所が限られることが多い。なので、まずは基本通り、濁りや潮、流れなどを考えたポイント選択から始めることが重要だ。
そうすれば今回の釣行のように、日中の短時間でも良型のシーバスに出会える確率は上がる。ルアーやタックルなどは、その後から考えても遅くはない。
<宮坂剛志/TSURINEWSライター>