ヤクルト村上宗隆が値千金の逆転2ランで「Player of the Game」【DeNA-ヤクルト25回戦】
村上宗隆が逆転の32号2ランで連敗止める
9月15日、横浜スタジアムで行われたDeNA-ヤクルトの25回戦は、3点ビハインドのヤクルトが7回二死から一挙4点を奪い逆転勝ち。連敗を3で止めた。痛恨の逆転負けを喫したDeNAは貯金が再び「2」となり、中日に敗れた4位・広島とのゲーム差は0.5のままとなった。
SPAIAでは1試合で最も活躍し、勝利に貢献した選手「Player of the Game(POTG)」をWPA(勝利確率)をもとに選定。この試合では+38.0%のWPAをマークしたヤクルトの村上宗隆がPOTGに輝いた。
相手先発の東克樹に6回まで無得点に抑えられていたヤクルト打線だったが、7回に打線が爆発。二死二、三塁からサンタナが2点タイムリーで1点差に詰め寄ると、続く4番の村上が右翼席へ32号2ランを豪快に叩き込んだ。逆転の一発を放った村上はこの日、2安打2打点の活躍でWPAもトップとなる+38.0%を稼ぎ、勝利の立役者となった。
2位は+33.6%でヤクルトの小澤怜史。5番手として9回のマウンドに上がるとDeNA打線を三者凡退に抑え、試合を締めた。3位は7回に3番手としてマウンドに上がってこちらも三者凡退に抑えたヤクルト・田口麗斗で+12.7%だった。
※WPA(Win Probability Added)
その選手がどれだけチームの勝利確率を増減させたかによって貢献度を表す指標。
勝利確率とは特定の試合状況(イニング、点差、アウトカウント、走者状況)においてチームが勝利する確率を、過去の試合データから算出したもの。試合開始時点では両チームともに50%の勝利確率が見込まれ、試合の進行とともにリードを奪っているチームの勝利確率が100%に近付いていく。
この勝利確率を利用し、1つ1つのプレーによる勝利確率の増減を選手ごとに合計することで、WPAは算出される。
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記事:SPAIA編集部