【中央区】水前寺にある九州産和牛のお店~焼肉なかむら~でしっとりとした夜をすごす
近づいてくる冬の気配。気持ちの良い秋の夜を過ごせるのももう少し。そんな中、昨年12月に水前寺にオープンした「焼肉なかむら」で、美味しいお肉と共にゆったりとした大人の夜を楽しめると聞き行ってまいりました。
夜だけの営業
場所は競輪場通り。五差路の所になりますのでとても分かりやすいです。詳しくはページ下のマップをご覧ください。
中が見える大きなガラス張りの綺麗なお店は、昨年12月にオープンされたばかりです。夜だけの営業で営業時間は18時から23時となっております。
「肉と米」という暖簾が気になっていらした方も多いと思います。「肉と米」。絶対に離れられないこの二つ。焼肉なかむらはこの二つを思う存分堪能できるお店となっております。
すっきりとした居心地のよい店内
木のテーブルがあたたかく、とてもすっきりとした美しい店内は、カウンター席が9席、
テーブル席が4つとなっております。
ずらりと並んだお肉の種類。どれをオーダーしてよいのか迷います。
私はオススメ盛りとホルモン盛りをオーダーしました。
それとカクテキ。
飲み物は夕方前から水分量をセーブして挑む、生ビール。
ソフトドリンクもあります。(※お値段は2024年10月取材時のものです)
炭火焼で頂く絶品九州産和牛
とん、と運ばれてきた七輪。手前に見えるお店のロゴも七輪がモチーフになっております。
まずは生ビール。いう事なしの黄金の、そして神泡。
濁りのない赤が美しいカクテキ。
繊維を感じない、ふわっとした噛み応えが、
ここのお肉は絶対に美味しいだろうという確信に変わります。 味も盛り付けも、全てが絵になる丁寧さで、生きている中でついつい忘れそうになる「ときめき」を思い出させながら大人の夜を演出してくれます。
お肉の本気
こだわりの和牛の「オススメ盛り」が着ました。ランプ(おしり)、トンビ(前肩)、ツラミ(ほほ)、シンシン(もも)となっております。
こちらの特製のつけダレは、野菜6種類、唐辛子3種類、醤油3種類、ニンニクなどをブレンドさせて作られたものだそう。とても贅沢です。
じゅわー!と勢いよく焼けるお肉。
あっという間に火が通りますので、目を離さないようにします。
たれを付けて、
そうそう、ご飯が到着しました。こちらのご飯は
この土鍋で丁寧に炊かれたもの。そしてお米はオーナーの中村さんのご実家(菊池)のお米なんだそう。おじいさんの田んぼで作られたお米を、土鍋で丁寧に丁寧に炊かれており、この白の美しさは、お米を一から育てた自信が溢れて輝いているようでした。 お味は澄んだ味。取材で菊池の水源なども沢山行きますが、「あの光景」の味なんです。どうどうと流れ、澄み渡った美しくやわらかな菊池のお水。そのお水がまだこのお米の中で生きていると、思えるのでした。
お肉をどん。
そしてワサビも、どん。とろけるような九州産和牛のお肉はガシガシと噛まなくていい至福の時間。こんなにも美味しいお肉に出会ってしまったら日常生活に戻れなくなってしまうと思うほど。大人になってから(中年)お肉の脂に胃が耐えられなくなることが多々ありますが、こちらのお肉は脂のバランスが素晴らしく、とろけるようでいて、脂こくないのです。 「歯がいらないみたいだね」と肉を囲んで笑い合う夜は、贅沢な時間です。
ホルモン盛りとビールのおかわり
和牛のオススメ盛りでかなりお腹いっぱいになりましたが、生ビールをおかわりして、
ホルモン盛りへ。コリコリ(大動脈)、ミノ(第一胃)、シマ腸(大腸)。
焼いてきゅっと丸くなったホルモンたち。適度な弾力とそれぞれの噛み応えにビールがすすみ、
そういえば子供の頃は「あの、がにがにした飲み込めないお肉嫌い」と思っていたホルモンも、大人になればここまで美味しいものにたどり着けるのだなぁと、感慨深い時間を過ごしました。どの世代にも受け入れられる事間違いなしです。
絶品「焼きスキ」
こちらはオーナーおすすめの「焼きスキ」。
薄いサーロインになっております。あっという間に火が通り、もうトングに挟んだ時点で柔らかさが伝わってきます。
それを卵黄につけてペロリ。たれと卵黄とお肉がどれも最高得点で、口の中のレベルがとんでもない事になってしまいました。 そして1枚で充分!お腹一杯になります。いいものを少し、というお食事の仕方は大人の理想です。
そして最後は上ハラミ。
この断面の脂と赤身が静かに焼けて行きます。
たぷっとたれに漬けて、この分厚さが口の中で溶けてゆくことが口に入れる前から分かります。 近々コースメニューも登場するということなので、Instagramをフォローしてチェックしていきたいです。
焼き肉 なかむら(@yakiniku__nakamura) • Instagram写真と動画
まとめ
綺麗な七輪を囲んで、ゆっくりとお肉を楽しむ夜を作ってくれる方々、
こちらの3名。 オーナーの中村陸さん(真ん中)はまだ20代。家業でお米作りを学んでおられる自信からか、若いパワーに加えて貫禄さえ感じます。そしてお肉を盛り付ける姿は丁寧かつ真剣で、まるでアーティストのよう。「焼肉なかむら」は、まだオープンして1年経って居ないことから、まだまだ知らない方も多い事でしょう。 気の合う仲間と忘年会、新年会、そして県外からのお客様にもお薦めです。 ※記事公開直後は混みあう事がございます。お電話やネットで予約されると確実ですので、よろしくお願いいたします。