四日市も桜が見ごろに、陽気に誘われ散策、入学式も彩ってくれそう
風はあったが春の陽気に恵まれて、三重県四日市市内では4月4日、あちこちで桜が見ごろを迎えていた。6日の日曜日に雨の予想が出てはいるが、来週にはさらに見ごたえを増し、子どもたちの入学式などを彩ってくれそうだ。
今年が100年目の桜まつりとなる四日市市富田の「十四川さくら祭り」は、春休みということもあって、子どもたちの姿も多く見られた。ソメイヨシノは約600本といわれ、地域の人たちが枝の管理や川の清掃をして守っている。ピンクの提灯もきれいに飾られ、近鉄富田駅の南側踏切の近くには露店や飲食のできるテントも出ている。
今年は、地域の実行委員会が開催中止を決めた「海蔵川桜まつり」。例年なら多くの露店も並ぶが、今年は地元の人が堤防道路で犬の散歩をする姿が見られるくらいだ。それでも、ソメイヨシノ約500本は花を開き続けており、対岸から遠目で見ても絶景だ。三重県や四日市市との協議が進み、来年、再び桜まつりができることを祈りたい。
対岸から眺める海蔵川の桜並木
川島町などを流れる鹿化川の中流域約4キロにわたって1000本の桜並木が続くといわれる「鹿化川千本桜」は、田畑が広がり冷たい風も通る県道8号に近いあたりはまだ花が少ないが、住宅地近くでは満開の木も多い。堤の両側から伸びた桜の枝がアーチのようになって川に被さり、朝の散歩などで行き来する地元の人の目を楽しませている。
鹿化川の両岸に咲く桜並木