どうやってポジショニングを変えていた? 打者のタイプによっての考え方を伝授!【ジャイアンツ黄金時代の核弾頭・仁志敏久ラブすぽトークショー】
守備は「捕る、投げる」だけではない。
どこを守るかという「ポジショニング」も重要な要素を占める。
仁志敏久さんはどうやってセカンドのポジショニングを考えていたのかというトークに花が咲いた!!
ポジショニングはバッターの特徴を見て判断していたとのこと。
特徴と言っても小さなことなのだが、わりと分かりやすいバッターもいたという。
例えば、一般的に立って構えているタイプのバッターだと縦のスイングになり、打球は引っ張り傾向になる。そのようなタイプの右打者でセカンドに打球が来る場合はドライブ回転して来ることが多い。巨人で言えば少し前の坂本勇人をイメージしてもらうのが近い存在だと仁志敏久さんは言う。
逆に「くの字」で構えるバッターは追っ付けて流し打ちをすることが多いので少しファースト寄りにポジショニングをして守る。巨人で言うと長野久義がそのタイプだという。
またカウントによっても守備位置を変えていた。
右打者の場合は早いカウントだと前でさばくことが多いのでセカンドベースよりに守る。そして、ストライクが増えるにつれてファースト寄りにポジショニングを変えるのだ。
そのほか、キャッチャーのサインによっても変えることもあるし、細かいことを言えば各打者のタイプが一人一人違うので、色々と複合的に考えてポジショニングの判断をしていたというトークを繰り広げてくれた仁志敏久さんのトークショーであった。