ホアキン・フェニックス、『ジョーカー2』で再び大減量 ─ 「もうやるべきじゃない」「これでダイエットは最後」
『ジョーカー』(2019)に主演し、役作りのために23.5キロも体重を落として大きな話題となったホアキン・フェニックス。待望の続編『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』でも再び壮絶な減量に挑んだというフェニックスが、今回は“ある理由”で前作よりも大変だったと明かしている。
『ジョーカー』でフェニックスは、やつれた体型を実現するために蒸し野菜などを食べて減量。劇中では肋骨が浮き出るほどガリガリに痩せた、まるで別人のような姿を見せていた。
第81回ヴェネチア国際映画祭の記者会見に登場したフェニックスが今作での減量について質問されると「ダイエットの詳細について話すつもりはありません。誰も聞きたくないと思いますから」と濁しつつ、「今回は、前回にはなかったダンスのリハーサルがすごくたくさんあったから、少し大変でしたね」と回答した。
続編にはミュージカルの要素が投入されており、大幅に体重を落とした状態で挑んだダンス・リハーサルは、体力的にもきつかった様子。続けてフェニックは、「少し大変でした。(減量の仕方は)安全でしたが、もう49歳だから二度とやるべきではないでしょうね。これが自分にとって最後でしょう」とも付け加えている。
何キロ痩せたのか訊かれたフェニックスは、正確には覚えていないと答え、そもそも自分の肉体的な変化について話すことなど考えたこともなかったとし、こう続けている。
「前回は、そのことについて話す責任があったのは分かっていますが、特定の体重に到達するために努力し続けていると、そのことに取り憑かれてしまって話題にするのが難しくなるんです。最終的に減量について話すと、どれだけ体重を減らしたか俳優が延々と話しているように聞こえてしまう。プロモーションが終わる頃には、そんな自分に嫌気がさして、減量を大袈裟に捉えていた自分に腹が立ちました。なぜなら、自分がやるべきことをやっただけだし、今回は“そんなことはしないぞ”と思いました」。
続編では、再び大幅な減量を成し遂げたフェニックスの努力を尊重しつつ、彼の演技や大変だったというダンスシーンにも注目したい。
『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は2024年10月11日に日本公開。
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