「特殊詐欺に気をつけて」 一日署長 児童ら啓発活動
市内の小学校に通う2人が4月1日、高尾警察署の一日警察署長となりケーブルカー清滝駅で特殊詐欺被害防止活動を行った。
一日署長に就任したのは、城山小学校の太田悠臣さん(8)と緑が丘小学校の南谷奏さん(7)。2人は最低気温3・9度の冷たい雨の中、同駅を利用する登山客や観光客に対し「特殊詐欺に気をつけて」と一生懸命声をかけ、啓発チラシやポケットティッシュのセットを手渡していった。
就任の経緯は2人の習い事。太田さんは同署の少年剣道会、南谷さんは少年柔道会に通っていることから今回の声がかかり、それぞれ手を挙げた。
太田さんは「(何度か渡しているうちに)慣れてきた。次のお客さんにも渡したい」と張り切って活動し、南谷さんも寒さに耐えながら懸命にチラシを配り、声を出した。母親によると、「今日を楽しみにしていた」という。
この日は高尾防犯協会や高尾母の会などから約20人集まり、一緒に活動に取り組んだ。