6人家族、ぶっちゃけどんな間取りがいいの?
6人家族といった大家族の家づくりは、将来性を見極めて間取りをつくることが大切です。しかし、「子どもの数だけ部屋数を用意するのが良いの?」「将来同居することも見据えた間取り設計が良いのかな…」と気になる方も多いのではないでしょうか。
今回は、6人家族が住む2つの間取り事例をルームツアーでご紹介!6人家族で押さえておきたい間取りについて解説します。
【子どもが4人、夫婦が2人の6人家族】3LDKの住宅をルームツアー
子どもが4人、夫婦が2人で計6人家族の住宅をご紹介します。子どもは4人いますが、部屋数は3部屋の3LDK。将来性のある間取りに注目してぜひ読み進めてみてください。
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3LDKの2階建て住宅。家族構成は、女の子3人・男の子1人の4人と、夫婦2人となっています。
子どもの性別も、部屋数を決める重要な要素です。3LDKの2階建て住宅についてご紹介します。
テレワークのお手本動線!?土間から直接つながる書斎
玄関土間から書斎まで直接つながる動線にすることで、帰宅後すぐに書斎へ入れる間取りとなっています。
テレワークで仕事をする場合、ミーティング時などは子どもの侵入を防ぎたいもの。また重要な書類などは、手の届かない場所に置きたいですよね。
子どもが気軽に入れないよう土間でワークスペースを仕切ることで、オンオフのメリハリがつく間取りに仕上がります。
リビング勉強ができるダイニングスペース
キッチンやダイニングにはカウンターを設置し、勉強できるスペースに。リビング勉強のできる空間で、家族の会話が絶えない間取りをつくっています。
将来的に子どもの部活動やクラブ活動などで夕飯の時間がバラバラになっても、カウンターでサッと食事を済ませられるのも大きなメリットです。
パントリーに排水管を隠す
必ず設置しなければいけない住宅の排水管を、目の届かないパントリーに設置することで余計なものを見せないつくりに。上手に排水管を隠すことで、おしゃれな内装に仕上がっています。
「干す→収納」の流れを確立したフリースペース
2階の踊り場はサンルームを兼ねたフリースペースにすることで、自然光が多く差し込む空間に。洗濯物をフリースペースに干すことで、早く衣類が乾くよう工夫しています。デッドスペースを上手に活用している点もポイントですね。
フリースペース兼サンルームの隣には、大きめのウォークインクローゼットを設置。家族6人分の衣類を収納できるような広々とした空間に仕上げています。
また女の子3人の家族構成であるため、服の貸し借りも多いとのこと。一人ずつクローゼットを設けるよりも、家族全員で1つのクローゼットを使うほうが便利といえます。
このように、向いている間取りは家族構成やライフスタイルによって異なります。「干す→収納」の流れを意識したフリースペースで、効率的な洗濯動線の間取りに仕上がっていますね。
収納スペースで防音性をアップさせた子ども部屋
子ども部屋は男の子1人用、女の子3人用の2部屋を設置。性別ごとに部屋を切り分けることで、効率的に各部屋を設置できています。
男の子用の部屋・女の子用の部屋には、それぞれクローゼットを向かい合うように設置している点もポイントです。クローゼット同士で音を吸収するため、部屋は隣り合っていながらも音漏れが気にならない間取りとなっています。
【同居型二世帯の6人家族】6LDKの住宅をルームツアー
6LDKの平屋住宅。キッチンや浴室が共用部分である同居型の二世帯住宅となっており、プライバシーを重視した間取りづくりがポイントとなっています。
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手すりを設置した玄関スペース
玄関には手すりを設置することで、バリアフリーな間取りに。玄関の横幅は1.5mが一般的といわれていますが、今回の事例では2mに。
6人家族の大家族では、玄関が混みあわないよう広く土間スペースを確保したいですよね。通常より広めに玄関をつくっておくことで、過ごしやすい空間に仕上がります。
おしゃれ×効率的なリビング
リビングには収納スペースを設置しています。中が見えないようロールカーテンを導入することで、上手に存在感を隠した間取りとなっている点が特徴です。
リビングの掃き出し窓からつながるデッキスペース
リビングの掃き出し窓からつながるデッキスペースは、ウッドデッキ風のタイルデッキに。「メンテナンスの負担は抑えたいけれど、木のぬくもりは欲しい」という方におすすめです。
家族みんなで料理ができるキッチン
IHコンロが3点並ぶトリプルワイドIHにすることで、2~3人並んでも料理ができる広いキッチンに。6人家族で二世帯住宅だからこそ、みんなが料理を楽しめる空間となっています。
キッチンと玄関は直接つながるようにすることで、効率的な買い物動線を確立している点も注目したいポイントです。
玄関から直接つながる各寝室
家族の寝室は玄関から直接つながるよう工夫することで、自室へ入る前にLDK(リビング・ダイニング・キッチン)を通らなくてもよい間取りに。廊下を上手に活用することで、各居室へと直接つながるプライバシーに配慮した間取りとなっています。
ライフスタイルがバラバラでも安心
玄関から直接つながる位置に夫婦の寝室を設置。夫婦で働き方や就寝時間などのライフスタイルが違っても、お互いの生活を邪魔しない間取りに仕上がっています。
親世帯の寝室近くに水回りスペースを設置
親世帯の寝室近くにトイレや洗面台などの水回りスペースを設置することで、バリアフリーな設計に。水回りまでの動線を短くして移動距離の負担をなくし、住み心地の良い二世帯住宅に仕上げています。
まとめ
今回は、6人家族の間取り事例2点をご紹介しました!6人など大家族では、家族の人数が多い分、それぞれの生活スタイルを尊重することが大切です。
間取り事例を参考に、暮らしやすさがつづく住宅をつくっていきましょう!
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