栄養満点!食欲全開!!おうちで作ろう みんな大好き「給食」レシピ
給食は子どもたちの毎日の楽しみ。今回は八千代市学校給食センター東八千代調理場の栄養士さんたちに、簡単で栄養たっぷりの人気レシピを紹介していただきました。
(取材・執筆/しゃん)
1.スピード副菜!給食の隠れた人気メニュー「納豆和え」
この日のメニューは、納豆和え(左上)、ご飯、高野豆腐の卵とじ、ししゃもの香り揚げ、牛乳
【材料(4人分)】
ひきわり納豆…1パック
しょうゆ…大さじ1
練り辛子…小さじ1/2
ほうれん草…1/2束
もやし…1/2袋
にんじん…小1/3本
削り節…5g
しょうゆ…適量
※調味料はお好みで調整してください
【作り方】
1.ひきわり納豆に、しょうゆと練り辛子を混ぜておく。
2.ほうれん草は、茹でてから2cmほどに切る。
3.もやしと千切りにしたにんじんをそれぞれ茹でる。
4.2と3の野菜にしょうゆ(分量外)を回しかけ水気を絞る。
5.1と4に削り節を和えて、出来上がり。
ごはんのお供でも、そのままでもおいしい一品。ひきわり納豆が野菜とよく絡み、野菜が苦手な子にもおすすめです。季節に合わせて、小松菜や白菜を入れてもおいしいですよ。 栄養士 千々和芳恵さん
2.手軽にタイ気分!給食風にアレンジした「ガパオライス」
この日のメニューは、ガパオライス(左)、春雨スープ、棒餃子、マンゴープリン、牛乳
【材料(4~5人分)】
鶏ひき肉…80g
豚ひき肉…80g
あれば、刻み大豆…50g(なければ、ひき肉を増やしてもOK)
★しょうが・にんにく…各ひとかけ
★セロリ…30g
★長ねぎ…1/2本
☆たけのこ水煮…50g
☆玉ねぎ…1/2個
☆パプリカ(赤)…1/4個
☆ピーマン…1個
ごま油…小さじ1/2
豆板醤…小さじ1/4
酒・しょうゆ・ナンプラー…大さじ1
砂糖・オイスターソース…小さじ2
片栗粉…小さじ1
※調味料はお好みで調整してください
【作り方】
〈下処理〉 ★をみじん切り、☆は1cm角に切る
1.★と豆板醤をごま油で炒め、香りがでてきたら鶏ひき肉と豚ひき肉(あれば、刻み大豆)と酒を加えて、ひき肉がポロポロの状態になるまで炒めます。
2.ひき肉に火が通ったら、玉ねぎ、たけのこ、調味料類を加え炒めます。
3.パプリカ、ピーマンはさっと湯通しし、2に加え、水で溶いた片栗粉でとろみをつけたら出来上がり。
ガパオとは「バジル」のこと。給食ではセロリを代用してエスニック感を出しています。辛味を控えていますが、豆板醤の量を調節すればお好みの辛さにすることも。さらにバジルを加えると、本場の味が楽しめますよ。 栄養士 土井千絵さん
3.いつの時代も変わらぬ人気!給食のカレーライス
好きな給食ランキングトップで常に上位にあがる「カレーライス」。
子どもたちにおいしいと評判のカレーライスは当調理場では「家庭でおなじみの王道レシピ」で作っているそう。その中でも抑えておきたいポイントを教えていただきました。
この日のメニューは、カレーライス(麦ごはん)、えだまめの三色ソテー、ゼリーポンチ、牛乳
【材料(4人分)】
鶏もも肉…150g
じゃがいも…2個
にんじん…1/2本
玉ねぎ…中2玉
にんにく…ひとかけ
しょうが…ひとかけ
油…小さじ1
カレー粉…小さじ1
水…2カップ
[A]
ウスターソース…小さじ1
しょうゆ…大さじ2
カレールウ甘口…大さじ2
カレールウ辛口…大さじ2
チキンブイヨン…小さじ1(なければコンソメなど)
【作り方】
1.鶏もも肉、じゃがいもは一口大に切る。にんじんは5㎜位の厚さでいちょう切り、玉ねぎは繊維に沿って薄切りにする。にんにく、しょうがはみじん切りにする。
2.鍋に油を敷き、にんにく、しょうが、カレー粉を炒めて香りを出す。鶏もも肉を加え火が通ったら一度出しておく。
3.2に玉ねぎを加え、じっくり炒めたら水2カップを入れ、にんじん、じゃがいもを加え、煮立ったらアクをすくいとる。
4.約15分煮込み、一度火を止めAを加える。2の鶏もも肉を加え、もう一度煮込んだら出来上がり。
※今回はチキンカレーの作り方をご紹介しましたが、お好みのお肉で代用できます。
ポイント(1)お肉にカレー粉をまぶす
肉の下味にカレー粉を加えると味がしまります。
ポイント(2)たっぷりのしょうがとにんにくで具を炒める
にんにくとしょうがを入れることで、コクがでます。香りが出るまでじっくりと炒めることがミソ!
ポイント(3)2種類のルーでじっくりと煮込む
甘口と中辛のルーをブレンドして入れて煮込むことで、味に深みがでるとともに、辛さの調整にもなります。調理場では、一つの鍋で約1000人分の料理が作れるという千人鍋で、じっくりと時間をかけて煮込んでいますよ!
4.安心・安全、見た目にも満足な食物アレルギー対応食!知っておきたい代替食品
当調理場では、食物アレルギーのある子どもたちもみんなで楽しく一緒に食べられるように、7品目(卵、乳、小麦、えび、かに、ピーナッツ(落花生)、そば)を除いた食物アレルギー対応食を作っています。 食物アレルギー対応食担当 吉田博一さん
1.見た目も味も変わらない!大豆フレークで作ったコロッケ
米粉と大豆フレークを使用したポテトコロッケ
【材料(4人分)】
じゃがいも…300g(中3個程度)
ベーコンスライス…40g
玉ねぎ…40g
でんぷん…20g
塩…1g
こしょう…少々
大豆フレーク…50g
油(揚げ油)…適量
[バッター液]
米粉…30g
水…50g
【作り方】
1.じゃがいもは一口大に切り、水にさらした後柔らかくなるまで煮る。
2.じゃがいもが柔らかくなったら、水気をきって潰す。
3.玉ねぎはみじん切りにして、よく炒めてから粗熱をとる。
4.ベーコンは0.5cm幅に切り、炒めて粗熱をとる。
5.2のじゃがいもに、3と4を加える。塩・こしょうを入れて味を調え、でんぷんで固さを調整した後(6で作るバッター液で崩れない固さぐらい)、厚みが1cm程度の小判型に成形する。
6.米粉を水に溶かし、バッター液を作る。
7.5にバッター液と大豆フレークで衣をつける。
8.180度の油で揚げて、出来上がり。
ポイント パン粉(小麦)の代わりに大豆をフレーク状にしたものを使用しています。 揚げあがったものは,パン粉で作るコロッケと見た目は変わりません。オーブンなどで焼いて作ると、大豆が香ばしくおいしくできますよ。 またご家庭では、ベーコンと玉ねぎを一緒に炒めても良いと思います。
2.グルテンフリーで簡単!米粉のさつま芋きなこ蒸しパン
【材料(4人分)】
米粉…110g
きな粉…6g
砂糖…25g
ベーキングパウダー…6g
豆乳…170g
サラダ油…15g
さつまいも…50g
【作り方】
1.さつまいもは洗い、皮をむいてから0.5㎝程度の角切りにして水にさらして、水けをきっておく。
2.米粉ときなこと砂糖をよく混ぜる。
3.2の粉にサラダ油を少量ずつ混ぜて、ベーキングパウダーを加えよく混ぜる。
4.3に豆乳を加え、よく混ぜる。
5.耐熱カップの底に1のさつまいもをひき、上から4の生地を入れる。生地の上にさつまいもを2~3個飾り付ける。
6.5のカップを20分程度蒸すと出来上がり。
ポイント 小麦や卵を使用していない蒸しパン。生地はよく混ぜることで蒸したときにきれいに膨らみます。きな粉の代わりにココアなどでも代用できますし、砂糖ではなく三温糖などで作ると味や風味が変わりますのでお好みでアレンジしてください。