西武の武内夏暉が開幕6連勝目指して楽天戦に先発 9戦連続無敗中の早川隆久と対決
9戦7HQSと新人離れした投球見せている武内夏暉
西武の武内夏暉が12日、楽天モバイルパークで行われる楽天戦に中7日で先発する。
ドラ1左腕は今季ここまで9試合に先発して5勝無敗、規定投球回未達ながら防御率1.10をマーク。QS(6回以上自責点3以下)も8度記録と、新人離れした投球を披露している。
前回登板した4日のソフトバンク戦(みずほPayPay)でも、8回119球を投げて4安打6奪三振、無四球、無失点の快投。新人左腕としては1993年の杉山賢人(西武)以来31年ぶりとなる開幕から無傷の5連勝を飾った。そこから中7日で初の楽天モバイルのマウンドに上がる。
楽天とは5月11日に本拠地で1度対戦。その際は7回103球7安打3四球も1失点にまとめる粘投で白星を挙げている。この試合を含めここまで7試合でHQS(7回以上自責点2以下)を記録しているゴールデンルーキー。初の仙台登板でも変わらぬ投球を披露し、連勝をさらに伸ばすことができるか。
前回約1カ月ぶり勝利挙げた早川隆久
一方、楽天の先発は早川隆久。今季開幕投手を務めた左腕はここまで13試合に先発して5勝3敗、リーグ4位の防御率2.18をマーク。QSも10度記録するなど安定感抜群の投球を見せている。
前回登板した5日のソフトバンク戦(みずほPayPay)では、6回118球を投げて7安打を浴びながらも1失点。11個の三振を奪う力投で6月7日の中日戦以来、約1カ月ぶりの勝利を手にした。そこから中6日で今日の登板に臨む。
西武戦には今季3度先発して2度QSを達成しながら、1勝2敗と黒星先行。計20.2イニングを投げて防御率3.05の成績。打者別では外崎修汰に11打数4安打、岸潤一郎に7打数3安打1本塁打と打たれており、右打者をいかに抑えるかが好投のカギを握る。
4月19日の西武戦で黒星を喫して以来9戦連続無敗と、正に大黒柱の働きを見せている楽天の若き左腕エース。今日もチームに勝利をもたらす投球を見せるのか注目だ。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【パ・リーグ】
日本ハム・加藤貴之-ソフトバンク・C.スチュワートJr.(エスコンF)
ロッテ・小島和哉-オリックス・曽谷龍平(ZOZOマリン)
【セ・リーグ】
巨人・戸郷翔征-DeNA・A.ジャクソン(東京ドーム)
中日・髙橋宏斗-阪神・村上頌樹(バンテリンドーム)
広島・床田寛樹-ヤクルト・石川雅規(マツダスタジアム)
【関連リンク】
・プロ野球AI勝敗予想
・ロッテ藤原恭大がノーステップ打法で覚醒か、データが裏付ける「成長の証」
・パ・リーグ球団別週間MVP、オリックス森が12球団トップ ロッテ岡は8試合連続二塁打の新記録樹立
記事:SPAIA編集部