子育てアプリ開始&「認可保育所」開設予定 取手市は「子育て世代」を応援します!
取手市の人口はこの10年ほぼ横ばいで推移してきました。特に20歳代を中心とした若年層の人口流出が課題となっています。
今年度「こども部」を新設
市内の出生数は、20年ほど前まで800人から700人台を維持していましたが、一昨年は502人まで減少。
2018年〜22年の合計特殊出生率(※)は1・25で、全国平均1・33と茨城県平均1・34を下回っています。
市は、仕事・家庭・育児との両立や経済的な不安感などが背景にあると分析。
安心できる妊娠、出産、子育て環境づくりが急務と見て、子育て支援策を盛り込んだ「こども計画」をまとめ、今年4月に「こども部」を新設しました。
※1人の女性が一生の間に産むと仮定した子どもの数の平均値
2026年4月に「認可保育所」開設予定
子育て支援策として、茨城県内では数少ない駅前テナント型保育所の開設を計画。
来年4月、取手駅西口とペデストリアンデッキで接続している商業テナントビル「リボンとりで」4階に設置します。
運営事業者は学校法人三星学園(千葉県野田市)。
1歳〜5歳の保育事業のほかに、一時保育・病児保育、子育て支援センター事業を行う予定です。
さらに、今年1月からは母子健康手帳のデジタル化として「子育てアプリToriCo(トリコ)」も始めました。
妊娠から出産、子育てに必要な市の情報を一目でチェックできます。
その他、母子健康手帳交付時の来庁・面談予約などができ、妊娠・出産・子育てまでを切れ目なくサポートする「伴走型相談支援サービス」、乳幼児健診時の問診票記入・提出などが24時間いつでも可能な「乳幼児健診サービス」も始まりました。
市こども政策課係長の中川勇紀さんは「少子化が詩の喫緊の課題となっています。今後も、若者や子育て世代に郷土愛を持ってもらえる政策を進めていきます」と話しました。(取材・執筆/寅)
問い合わせ
電話番号/0297-74-2141(代)
取手市こども部こども政策課