コンセントプラグの刃にある「謎の穴」 の正体→「そうだったんだ」「知らなかった…!」
ふだん何気なく使っているコンセントプラグの、先端をよく見ると“小さな丸い穴”が開いています。じつはこの穴、コンセントを安全に使うために重要な働きをしてくれるものなんです。ここでは、コンセントプラグの刃についている「ナゾの穴」の正体についてご紹介します。
穴の正体は「抜け止め」
コンセントプラグの刃についている小さな穴は、きちんと役割があります。結論から言うと、この穴の正体は「抜け止め」。プラグがコンセント内部で抜けにくく固定されるための“ロック機能”の役目を果たすものです。
コンセントが抜け落ちるのを防いでくれる
具体的にどんな働きをして、穴が開いているのはなぜなのか……。それは、コンセントの構造に理由があるんです。
コンセントの内部には突起があり、これを「ボッチ」と呼びます。コンセントプラグは差し込みがあまくなる場合があるのですが、ボッチが穴にはまることで抜け落ちるのを防いでくれるんです。
つまり、コンセントプラグの小さな穴は、家電製品を安全に使うための欠かせないもの。穴が開いていないと、しっかり差し込まれていないときに接続部分から発熱する危険があるため、コンセントプラグの穴については、経済産業省令(電気用品の技術上の基準を定める省令)で規定されています。
コンセントプラグに穴のない家電は使ってもいい?
コンセントプラグの抜け止め穴は、安全性を確保するうえで必要不可欠。繰り返しになりますが、コンセントプラグの穴は義務化されているため、穴のないプラグの使用は危険です。
使い続けると発火のリスクも生じますので、見つけたらすぐに使用を中止してください。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア