落語の楽しさを広めたい!「木更津駅前落語会」11月9日開催【木更津市】
「落語の楽しさを広めたい」と、11月9日(土)に「木更津駅前落語会」を開催。会を主催する大阪亭打祭(うっさい)こと渡辺大祐さんに、落語の魅力や会の見どころを尋ねました。
現代人が見ても新鮮な落語に魅せられて
大学の新歓で落語の公演を観覧した渡辺さんは、初めて目にした落語の面白さに驚かされました。
「それまで落語の笑いは古いと思っていました。ところが笑いのポイントやセンスが、今見て新しくて面白かったんです。でもそれもそのはずで、多くの噺(はなし)が作られても面白くなければ消えてしまう。古典落語はどの時代の人が聞いても面白かったから残っているんですよね」と渡辺さん。
落語に魅了された渡辺さんは、在籍する大阪大学の落語研究部に入部。
部員に与えられる「大阪亭」の亭号に「声が大きくにぎやかだから」と「打祭」を名乗り、社会人となった今もイベントや慰問などで高座に上がっています。
「昔から人を笑わせたいって思ってました。噺家は年を取ると違った面白みが出るので、落語は一生続けていきたいですね」と渡辺さんは語ります。
落語はこんなものかと落胆させたくない
「落語の魅力を多くの人に知ってもらいたい」と、これまで多くの落語会を開催してきた渡辺さんは、この4月に転入した木更津で、初めての「木更津駅前落語会」を開催します。
出演者は二松亭風林火山(にしょうていふうりんかざん)、万年堂(まんねんどう)きさ馬、珍々亭(ちんちんてい)ぶらら、大阪亭打祭の4人。
素人とはいえ全員が芸歴20年以上、出場するコンテストでは入賞常連の実力者ぞろいです。
渡辺さんは「今回は古典新作を含めた会となっています。初めて落語を見る方をがっかりさせないよう、実力のある方々に出演してもらいました」と胸を張ります。
演者と主催者、二足のわらじを履く渡辺さんに苦労を尋ねましたが、「落語が好きだから苦労と思ったことはないですね。この会をきっかけに落語を好きになる方がいてくれたらうれしいです」と、どこまでも明るい打祭さんでした。
木更津駅前落語会
日時/11月9日(土)午後1時開場 午後1時30分開演
会場/木更津市中央公民館 第5会議室(和室)
住所/千葉県木更津市富士見1-2-1 スパークルシティ木更津6階
料金/入場無料 ※途中入退場自由
問い合わせ/ussai00@gmail.com
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