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【キシャメシ年末年始特集】「編集部が選ぶ新潟のごはんの友アワード」 お魚屋秋ちゃん(新潟市西区)のサーモンの味噌漬

にいがた経済新聞

年末年始のキシャメシは、「編集部が選ぶ新潟のごはんの友アワード」と題し「これさえあれば、何杯でもおかわりできる」という、キシャ自慢の逸品を紹介する「ライスハック」特集。

記者Aが自信をもっておすすめする新潟のごはんの友は、お魚屋秋ちゃん(新潟市西区)のサーモンの味噌漬だ。

新潟市西区の五十嵐地区にある同店お魚屋秋ちゃんは、女性がメインで運営する”主婦目線”の小さな魚屋だ。女性店主が毎朝市場へ足を運び、自ら目利き。新潟の地魚を中心に旬の魚介を仕入れ、店で捌いたものを並べる。

刺身、サラダ、煮付け、揚げ物、茶碗蒸し、おこわなど、買ってすぐに食べられる趣向を凝らした魚介料理に加え、家で焼くだけの味噌漬けや塩麹漬けといった切り身も販売。

おいしい魚を気軽に食べてもらいたいと、魚を調理する手間を省いたラインナップは、年代を問わず老若男女に支持されている。

今回おすすめするのはサーモンの味噌漬け。上質で脂のりがいいノルウェーサーモンを使用し、こだわりの調味料で漬け込んだ自家製だ。調味料は、味噌、酒、醤油、みりんの4つだけ。保存料や添加物は一切入っていない。

同店のルーツは、店主の祖母が営んでいた「鷲尾鮮魚店」に由来。そこで長きに渡って愛されてきた味を受け継いでおり、味噌漬けもその一つだという。味噌は、先代の頃から100年以上の付き合いになるという新潟名産の「渋谷味噌」を、酒は「朝日山」の清酒を使用するなど、新潟生まれの調味料にもこだわる。

それでは、実食!

あぁ、これぞ新潟の冬。アツアツ炊きたての新潟産コシヒカリのご飯とサーモンの味噌漬けの相性が、間違いのない組み合わせだということは新潟人ならDNAに刻まれているはずだ。

そして、キシャが秋ちゃんの味噌漬けを推す理由は、なんといっても味の良さ。味噌の味がしっかり入りながらも、上品で芳醇な味わいなのだ。調味料の塩分が強すぎて、魚の味が分からなくなってしまうものは好みではない。同店のものは、選りすぐりの調味料のシンプルなおいしさが、ちょうどいい塩梅を生み出している。ぜひおすすめしたい逸品だ。

(記者A)

【お魚屋 秋ちゃん】
新潟市西区五十嵐東3丁目13-1
025-378-1677
営業時間/9時~19時頃(仕込みの状況による)
定休日/水・木・日曜、祝日

【Google map お魚屋 秋ちゃん】

【キシャメシ】は、にいがた経済新聞編集部のメンバーが、日々の取材活動の合間にいただく昼ご飯を日替わりで、真正面から他意を入れず、何モノにもとらわれず、お仕着せのグルメリポートに背を向け綴った、キシャの日常モノローグ。さて明日の担当キシャはどこで何を食べるのか、お楽しみに。

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