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遊んで学ぶNINJA体験! 手裏剣投げ、脱出ゲーム、仕掛けいっぱいのからくり屋敷【高岡忍者屋敷】

nan-nan 富山の情報

遊んで学ぶNINJA体験! 手裏剣投げ、脱出ゲーム、仕掛けいっぱいのからくり屋敷【高岡忍者屋敷】

古くは室町時代から、大名や領主らに仕えて情報収集などの仕事をしていたとされる「忍者」。謎に包まれたミステリアスな存在は多くの人の想像をかき立て、人知れず忍術を使って暗躍する姿がフィクション・ノンフィクションを問わず漫画やアニメ、映画や小説などの多くの作品で描かれています。

海外でも「NINJA」は人気で、映像作品やオモチャなどのグッズ化、さらに日本を訪れる観光客がテーマパークを楽しむなど、多くの人を魅了しています。

 

そんなかっこいい忍者。子供のころに「なってみたい!」と思ったこと、一度はありませんか?

伊賀や甲賀などの忍びの里や戦国・江戸の近世をテーマにした施設では、忍者の体験や修行ができるスポットがありますが、富山県高岡市にも忍者になれる場所があります。

遊びながら忍びの世界を学ぶことができる「高岡忍者屋敷」です。

高岡忍者の本拠地「高岡忍者屋敷」

一見、普通の民家ですが・・

高岡の中心部から離れ、車で北西へ30分ほど。山あいの西広谷地域にある一見普通の民家が高岡忍者の本拠地、「高岡忍者屋敷」です。

頭領の八光こと、八田さん

出迎えてくれたのは、高岡忍者の頭領で“八光”こと、八田一弥さん。

 

この建物自体が民家を改造して作ったからくり屋敷になっていて、八光さんの指導の下で忍者修行をすることができます。

忍者体験プログラムの内容を紹介

忍者体験には有料の貸衣装も準備されていて、本格的な忍び装束をまとっての体験を味わうこともできます。

 

忍者気分もグッと高まったところで、まずは忍者の必需品「忍び六具(しのびろくぐ)」について学びます。

忍び六具とは

火打石

「忍び六具」とは、忍者が普段から必ず持ち歩ていたと言われる6つの道具。

 

火打石、かぎ縄、文房具、印籠、編み笠、手ぬぐいです。

火打石は、金属片と石を打ち合わせて火花を起こし、点火するために使われた道具。

時代劇などで、出発する人に向けて石を打って無事を祈るシーン、見たことがある人はいませんか?

かぎ縄

こちらも見たことがある人が多いでしょう、「かぎ縄」です。

屋根や石垣に引っかけて上るために使われた道具です。

 

いかにも忍者といった感じですが、そのほかのものを見てみると…

筆とインクが収納されている「文房具」
薬を入れるための印籠
編み傘
てぬぐい

筆記具や傘、てぬぐいなど、日常的な生活道具といった感じ。

忍者特有のものというよりは、旅で役立つ便利グッズといったもので、戦闘のための武器や諜報のための秘密道具らしきものはありません。

 

八光さんによると、その理由は「戦うことより、生きて帰ることが大切だったから」

なるほど、侍ではなく忍者ならではの理由がありそうです。

それぞれの道具をどんな時に、どのように使っていたのか。屋敷では、八光さんが詳しく教えてくれます。漫画や映画などのフィクションとはちょっと違いますが、道具ひとつからもリアリティのある忍者の世界を学ぶことができます。

 

ちなみに、編み笠は近くの高岡市福岡地域の名産品でもあります。もしかしたら昔の忍者もこの辺で作られた編み笠をかぶっていたのかな?な~んて思いを巡らせると、忍者の存在がグッと近づきそうです。

忍者といえば手裏剣! 実際に投げてみよう

続いて、いよいよ実践編。

まずは忍者と言えば…手裏剣です。

 

体験では実際に屋敷の中で手裏剣を投げることができます。

 

手のひらに乗せて「シュシュシュ!」っとスライドして投げるイメージがありますが、それは残念ながら漫画の世界。手裏剣は金属で作られているため、当時はとても貴重で、無駄にたくさん投げたりはしなかったと考えられています。

正しい手裏剣の投げ方

正しい手裏剣の投げ方は、縦に持って構え、上から振り下ろすように投げます。

なんと頭領の八光さんは、全国手裏剣大会3位の腕前。手ほどきを受けながら練習し、投げてみてください。

狙いどおりに的に刺さると気持ちいいですよ~。

仕掛けがいっぱい!からくり屋敷を探訪!

さらに、普通の民家のように見える「高岡忍者屋敷」ですが、アチコチ改造され仕掛けがいっぱいのからくり屋敷になっています。

板張りの床の一部が開くようになっていて、床下に身を隠すことができたり…

壁の一部が回転する扉になっていて、裏に潜むことができたり。

からくりは八光さんの手作りですが本格的で、特に子供と一緒に体験すると盛り上がりそう!

 

さらに、回転扉の向こうにはハシゴがあり、のぼると屋根裏へと続いています。

中の様子は・・・

狭い屋根裏にロープが縦横無尽に張り巡らされています。

 

実はこれも修行の体験エリア。

ロープには鈴がついていて、これを鳴らさないように上手に潜り抜けることができるか…体を縮めてロープの間を進み、体と頭の両方を使ってゴールを目指します。

完全クリアは頭領でも難しいぞ!

物語で見ていた世界に実際に入り込めるとあって、体験する子供たちはみんな笑顔が輝いているそう。

頭と体の両方を目いっぱい使い、古道具を通して歴史も学べる忍者体験。

現代を生き抜くうえで役立つ知恵や行動力も身につくかもしれませんね。

料金・予約

忍者体験は完全予約制です。

詳しい情報やお問い合わせはInstagramから。

 

≪料金≫

忍者体験(1人) 1500円(税込)

貸衣装              500円(税込)

出典:KNBテレビ「いっちゃんKNB」
   2025年3月7日放送
記事編集:nan-nan編集部


【高岡忍者屋敷】
住所 富山県高岡市西広谷

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