タグラグビー 七国スピリッツ、全国へ 連続11回出場 全勝が目標〈八王子市〉
市立七国小学校(七国)の児童らで構成されるタグラグビーチーム「七国スピリッツ」が2月24日(土)・25日(日)、埼玉県で行われる「SMBCカップ第20回全国小学生タグラグビー大会」に挑む。キャプテンの狩野翠斐(すい)さん(いずみの森義務教育学校6年)は「全勝を目標に精一杯プレーします」と意気込む。
タグラグビーとは、だ円形のボールを持って走り、タグ(ひも)を取られないようにしながらトライ(得点)を目指す5人制のラグビー。相手を止めるために体当たりの代わりにタグを取るので身体接触がなく、子どもにも親しみやすいと言われている。
同チームは2009年に七国小の児童らで発足して以来、現在はみなみ野小や君田小、いずみの森義務教育学校などの児童が集まる。コーチは君田小教諭の亀田慎也さん(46)。七国小赴任時に同部を立ち上げ、創部3年後には全国大会に初出場。そこから毎年全国大会に出場し、今回で連続11回目の出場となる強豪チームだ(21年・22年はコロナの影響で大会中止)。小1から小6まで在籍しており、現在のメンバーは30人。平日や土日、七国小グラウンドなどで練習に励んだり、多摩地域のタグラグビーチームで集まって交流練習会を行っている。
同大会は小4から小6が対象で、男女混成。各都道府県で予選大会を勝ち抜いたチームだけが出場できる。
予選の東京ブロック決勝は、1月14日に戸吹スポーツ公園(戸吹町)で実施。同チームからは2チーム「七国スピリッツ」と「七国侍スピリッツ」が出場。全16チームで本戦に進める2枠が争われ、「七国スピリッツ」が「小柳ライトニングス」(府中市)には敗れたものの、準優勝を果たし全国行きを決めた。
キャプテンの狩野さんは、「都代表として全国大会に出場することが決まりうれしい。全勝することを目標に、仲間を信じて精一杯プレーします」と話す。亀田コーチも「気持ちを上手につくって試合に挑めた」と健闘を称えた上で、「タグラグビーはメンタルスポーツ。流れを相手に持っていかれたときどう立て直すか。それを全国でリベンジしたい」と選手たちを鼓舞した。