座間警察署 詐欺防止で表彰 コンビニ利用者と店員
座間警察署(佐々木進署長)は、7月30日に特殊詐欺の被害を防止したとして、座間市在住の太田青玲杏さん(19)と、ファミリーマート座間相模が丘5丁目店従業員の桝田心護さん(19)に感謝状を贈呈した。
太田さんは7月19日、市内のコンビニを利用していた際に、「男性芸能人にお金が必要だと言われた」と話す60代女性から電子マネーの購入方法を相談され、購入理由から詐欺を疑い、被害を防止した。
太田さんは「詐欺が多くなっていることはインターネットやテレビを通じて知っていた。被害を止めることができてよかった」と語った。
桝田さんは7月22日、「パソコンの修理代が必要」と言って電子マネーの購入に訪れた40代女性に対し、積極的に声をかけて詐欺被害を防止した。
桝田さんは「購入金額が高額だったので、おかしいと思った。被害者の方の心境を考えると釈然としない」と話した。
同署によると、太田さんが防止したのは「ロマンス詐欺」、桝田さんが防いだのは「サポート詐欺」と呼ばれる手口だという。佐々木署長は「近年、詐欺の手口は多様化し、巧妙化している。市民の方に声かけをしていただけるのはありがたい」と話した。
電話による詐欺の被害防止には、固定電話の対策が有効であるという。「固定電話を録音機能のあるものに交換したり、通信会社が行う防犯サービスを活用したりして、疑わしい電話には出ない様にしてほしい」と同署では呼びかけている。