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【インタビュー】海宝直人、映画『ウィキッド ふたりの魔女』への出演は「これまで頑張ってきたご褒美だと思います」

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【インタビュー】海宝直人、映画『ウィキッド ふたりの魔女』への出演は「これまで頑張ってきたご褒美だと思います」

『ウィキッド』は「音楽、美術、ストーリー全て含めて超一級品」

――映画『ウィキッド ふたりの魔女』の原作となるミュージカル作品『ウィキッド』は、海宝さんにとっても思い入れのある作品だと伺っています。まずは本作への出演が決まった際の印象から教えてください。
とても嬉しかったです。本作の出演にあたり、オーディションを受けさせていただいたのですが、改めて自分と同じぐらいこの作品を愛している人たちがたくさんいるんだということも知ることができましたし、演じている方々の思いを、自分の声を通してしっかりと伝えていかないといけないというプレッシャーもすごく感じましたね。
――海宝さんが感じる『ウィキッド』の魅力とは?
まずは音楽の力。まさに奇跡だなと感じるぐらい、全曲が本当に素晴らしいマスターピースなんです。そして美術、衣装、全て含めて超一級品だなと。さらに、誰もが経験したことがあるだろう喪失や差別に対して、説教っぽく伝えるのではなく、作品を観終わったあとに何か心にモヤっと残るような、その正体を探りたくなるような、そういうストーリー性もとても魅力だなと思います。

――本作で海宝さんが演じられたフィエロという役柄を、どのように捉えていきましたか?
フィエロは、最初は軽薄なキャラクターというイメージが強いかと思いますが、彼の内面には繊細さや誠実さがあるんです。あまりはっきりとは描かれていないのですが、オズが来る前のこの世界は争いごともあったりして決して平和な世界ではないんですよね。
そういう状況の中で、フィエロは誠実ではない自分にならざるを得なかったんじゃないかなと。それがエルファバとの出会いによってガラガラと崩れていく。その描写がとても繊細に描かれていて素晴らしいなと感じています。
――本作のアフレコはお一人で挑まれたそうですね。
そうなんです。普段は映像でも舞台でも、一人芝居以外では相手役無しで会話シーンをすることは基本的にないので、アフレコは独特の環境ですよね。英語や歌を聴きながら、それらに合わせて自分の声を乗せていくというのはとても難しかったですが、監督が根気強く導いてくださったので、共同作業でできあがったフィエロだなと思っています。

本作への出演は「これまで頑張ってきたご褒美」

――アフレコは、舞台や映像作品とはアプローチの仕方が違ってくるかと思いますが、海宝さんが感じるアフレコの面白さとは?
自分の表現ではない表現を探っていくことです。難しくもあり、面白くもあり、大変ですけど、とてもやりがいを感じます。歌に関しても、今回は撮影現場で実際に皆さん歌っていたそうなのですが、その場で演じながら歌うからこそ湧き上がってくるグルーヴ感があって、それに合わせて歌うのは難しかったですが挑戦し甲斐がありました。
――とくに好きなシーンや、演じている際に印象に残ったシーンを教えてください。
やっぱりエルファバとフィエロがライオンを連れて逃げたシーンですね。二人がとても静かに会話をしているのですが、ケンカから始まりながらも、少しずつ心が通じ合っていく過程が繊細に描かれていて、すごく好きなんです。
あとはオープニングの映像から「やられた!」と思いました。ネタバレになってしまうのであまり語れませんが(笑)、冒頭から制作陣の『ウィキッド』への愛をビシビシ感じることができると思います。

――本作が魔法を題材にしていることにちなみ、もし魔法を使えるとしたらやってみたいことはありますか?
女性になってエルファバを演じたいです。2004年のトニー賞での『ウィキッド』に圧倒されて以来、僕にとってエルファバは憧れの役なんです。後付けで好きな理由をたくさんあげることはできますが、本能的に好きだなと感じてしまって。
大好きすぎて『Defying Gravity』のカバーをしたり、コンサートで歌わせていただくこともあります。だから役は違っても、本作に関わらせていただいたことは本当に特別な経験でした。これまで頑張ってきたご褒美でもあるのかな、なんて思ったりするぐらいです。
――改めて、本作の公開を楽しみにしているファンの皆さんへメッセージをお願いします。
まだ僕もできあがった映像を観ていないので、皆さんへ伝わるものになっているかというドキドキもありますが、本作は超一級のエンターテインメント作品であることは間違いありません。
演劇が好きな人、音楽が好きな人はもちろん、それらにあまり触れてこなかった人でも、登場人物の誰かしらに共感できるような素晴らしい作品ですし、エンタメに必要なものが全て詰まっていると思います。字幕版も日本語吹き替え版も、どちらもそれぞれの魅力があると思うので、ぜひ映画館で1度ならず2度、3度と観ていただけたら嬉しいです。

海宝さんお気に入りのLINEスタンプ


――海宝さんはLINE公式アカウントもお持ちですが、LINEでよく使用する機能はありますか?
LINEギフトをよく使っています。プレゼントをいただいた際などに、LINEギフトで返せるのがすごく便利なんです。だから、もっといろいろな商品が増えてくれたら嬉しいです!
――よく使用するLINEスタンプも教えてください。
ネコの「キュルガスタンプ2」をよく使っています。

あとは以前、広島弁を話す役をやったので、広島弁関連のスタンプも使っています。実は、LINEスタンプにはいくら課金したんだろうというぐらい、買わせてもらっているんです(笑)。スタンプだけで会話ができるのもとても便利ですよね。
海宝直人 LINE公式アカウント

information

海宝直人 公式HPhttps://kaihonaoto.com/海宝直人 公式X(旧Twitter)https://x.com/naotosea

映画『ウィキッド ふたりの魔女』

2025年3月7日(金)全国公開
配給:東宝東和© Universal Studios. All Rights Reserved.
映画公式サイトhttps://wicked-movie.jp/映画公式X(旧Twitter)https://x.com/wickedmovieJP映画公式LINE公式アカウントhttps://lin.ee/NRBguGp/iezu

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