【「シャア・アズナブル」って誰!?】『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の視聴に役立つかもしれないガンダム用語|名前がいっぱいある?「赤い彗星」の謎
ついに4月8日(火)より放送がスタートする『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(以下、ジークアクス)』。最初のガンダムシリーズである『機動戦士ガンダム(以下、ガンダム)』と密接な関係がある本作ですが、『ガンダム』が放送されたのは1979年……! そして、難しい用語や人物名が多出するため、『ジークアクス』からガンダムシリーズをご覧になる方は「これって何?」と思うかもしれません。
そんなあなたのためにスタートした連載「『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の視聴に役立つかもしれないガンダム用語」。ごくごく簡単に『ジークアクス』や『ガンダム』にまつわる用語を解説していきます。
今回は『ガンダム』のもう一人の主人公とも言える存在で、『ジークアクス』で歴史を変えた人物でもある「シャア・アズナブル」について解説します。
シャア・アズナブルとは?『ガンダム』での活躍
『機動戦士ガンダム』の登場人物。主人公であるアムロ・レイのライバルで、もう一人の主人公とも言える重要なキャラクターで、ジオンのエースパイロットの「赤い彗星」としても知られています。
その正体は、スペースノイドの自治独立を訴え、サイド3にジオン共和国(後のジオン公国)を建国するも、志半ばに命を落としたジオン・ズム・ダイクンの長男であるキャスバル・レム・ダイクン。
ジオン・ズム・ダイクンの死には、思想の違いを巡って対立していた、現在のジオンの権力を独占しているザビ家が関与していたとされており、キャスバルはその目を欺くため「シャア・アズナブル」いう偽名を名乗り、ザビ家への復讐を果たすためジオンに身を寄せています。
シャア・アズナブルの名を知らしめたのは、『ガンダム』のアニメ本編の前に起こった「ルウム戦役」と呼ばれる戦いで、シャアは一人で5隻もの地球連邦の戦艦を沈めており、「シャアのモビルスーツは通常の3倍の速度で動く」という逸話は、このルウム戦役での活躍が元になっています(本当に3倍の機動力があるわけではなく、戦艦や隕石を加速のの足場としてシャアが利用して高速で動いていたことに尾ひれがついたようです)。
瞬く間にジオンを代表するエースパイロットとなったシャアでしたが、地球連邦のモビルスーツ開発計画である「V作戦」の調査のためサイド7へと派遣され、偵察を命じていた新兵のジーンが独断で攻撃を始めたことで、アムロ・レイがガンダムに乗るきっかけを作ってしまいます。以降、シャアはホワイトベースへの追撃任務を任され、ガンダムに乗ったアムロと幾度となく戦いを繰り広げることになります。
そんなホワイトベースとの戦いの中で、シャアは士官学校時代からの旧友で、ザビ家の末っ子でもあるガルマ・ザビを罠にはめて戦死させることに成功。ガンダムと戦いながら、同時にザビ家への復讐を果たす計画を進行させていきます。
ガルマを守れなかった責任を取らされ、一時は左遷されるも、その能力を評価したキシリア・ザビにより前線に舞い戻ります。しかし、この頃にはアムロはニュータイプへの覚醒の兆しを見せており、シャアは機体性能を抜いたパイロットとしての実力でも、アムロに太刀打ちできなくなりはじめていました。
同じ頃、シャアはジオンのフラナガン機関に育てられたニュータイプの少女、ララァ・スンと出会います。この時シャアは、ニュータイプの可能性に希望を見出すも、ララァはアムロとの戦いの中でシャアを庇って戦死してしまい、ララァの死は、長きに渡ってシャアのその後に陰を落とし続けることになります。
ア・バオア・クーの戦いでは、ジオンのニュータイプ用の新型モビルアーマー・ジオングでガンダムと相打ちになった後、ア・バオア・クー内部でアムロと遭遇。一度はアムロを殺そうとしたものの、妹のアルティシア(セイラ・マス)の乱入とララァの声を聞いたことで考えを改めてアムロ達を見逃し、残るザビ家の一人となったキシリア・ザビを暗殺し、復讐に終止符を打ったのでした。
その後の活躍
一年戦争集結後は、ジオンの残党勢力が拠点とする小惑星アクシズに身を寄せていたシャアでしたが、7年後を描いた『機動戦士Zガンダム』において、クワトロ・バジーナを名乗って地球圏へと帰還。スペースノイドを弾圧する連邦の部隊であるティターンズへの反抗組織であるエゥーゴの一員として、暗殺されたブレックス・フォーラに代わってエゥーゴの代表となり、ブライト・ノアやアムロらかつての敵とも共闘して、ティターンズの打倒を果たします。しかし、この戦いで地球連邦という組織に失望したシャアは、最終的に再び行方をくらましてしまいます。
6年後の『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』では、ネオ・ジオンの総帥として、地球を寒冷化させるためのアクシズ落としを敢行。アムロやブライトと再び敵として相まみえることになりましたが、アムロとの決着にこだわったシャアは、互角の条件で戦うため、新技術であるサイコフレームを横流しするという、敵に塩を送るような行為も密かに行っていました。
結果的にアムロとの一騎打ちにシャアは敗れ、サイコフレームが起こした奇跡によってアクシズの落下も防がれたものの、シャアはアムロ共々行方不明に。アムロ同様にその生死は明確には明かされていないものの、その後の作品では登場していません。
『ジークアクス』での活躍(※ここからネタバレあり!)
一方、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』においては、パラレルの一年戦争を描いたBeginningパートの主人公として大活躍。
連邦のV作戦を察知してサイド7に派遣された後、ジーンのザクが故障したことで代わりにシャアが自ら偵察に参加。放置されていたガンダム(RX-78-2)に乗り込み、史上初となるモビルスーツ同士の戦闘にも勝利するという、オリジナルでのアムロの役割がシャアに移ったかのような展開が描かれています。サイド7に寄港していたホワイトベースも強奪し、連邦のモビルスーツ開発を大きく遅らせることに成功しています。
その後シャア自身は、専用の赤いカラーに塗り替られ、ニュータイプ用の装備であるアルファ型サイコミュを搭載したガンダムに乗り、木星帰りのニュータイプであるシャリア・ブルと共闘し、多大な戦果を挙げます。
シャアとシャリア・ブルらの活躍もあって、戦況がジオン優位へと傾いていく中、敗色濃厚な連邦はジオンにダメージを与えるため、月面都市グラナダへのソロモン落としを敢行。シャアの部隊はそれを阻止する中核戦力として選ばれますが、ザビ家の復讐に利用できると考えたシャアは、あえて作戦を失敗させようとします。
しかし、シャアが意図しない形で、サイコミュが暴走し、ソロモンの一部が突如消滅してその軌道が変更される「ゼクノヴァ」を引き起こし、シャア自身も消息を立つという、『逆襲のシャア』のラストも連想させる運命を辿ることになりました。
その後の世界では、シャリア・ブルがシャアを探していると語る描写もありましたが、未だ登場していません。おそらく、シャアという存在が『ジークアクス』の真相にも大きく関わって来ると予想されます。ここからの真実はまだ誰も知らない『ジークアクス』の中に存在しています。
シャア・アズナブルがよくわかる動画