独立リーグで始球式 厚木精華園の利用者体験
社会福祉法人かながわ共同会が運営する知的障害者施設「厚木精華園」(厚木市上荻野、磯崎宣護園長)の利用者2人が4月18日、サーティーフォー相模原球場で行われたプロ野球独立リーグ・神奈川フューチャードリームス対山梨ファイアーウィンズの試合で始球式を務めた。
同施設では昨年12月から、フューチャードリームスの練習球を磨く活動をボランティアで行っている。月に一度、施設の職員と利用者が藤沢市の球団事務所にボールを届け、新たなボールを持ち帰っている。この日は野球好きの府川元春さん(58)と廣井安彦さん(77)がユニフォーム姿でグラウンドに立ち、始球式の大役を果たした。
この日の始球式は、日ごろの感謝を込めて球団が提案した。職員の新美和人さんは、「施設一同、球団に心より感謝したい」と語った。