厳選素材で“1.5倍の人気” 日本初のフレンチクルーラ専門店 売れ筋3位は静岡産のお茶
■東京・代々木公園に7月オープン「フレクルドーナツ」
オープンから2か月。繁盛店と言われる飲食店の1.5倍の売上を記録しているという。東京・代々木公園に店舗を構えるフレンチクルーラ専門店「FRECKLE donuts(フレクルドーナツ)」が話題となっている。商品は国産の素材にこだわり、売れ筋3位の「煎茶」には静岡県産の深蒸し煎茶が使われている。
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7月18日にオープンした「FRECKLE donuts」は日本初のフレンチクルーラ専門店として注目されている。開店から2か月が経ち、一坪あたりの売上高を集計した結果、50万円を超えていた。
飲食店は繁盛の目安が「坪月商30万円」と言われており、1.5倍の人気となっている。しかも、スタッフの長時間労働を避けるため、営業時間を短縮したり、製造を抑えたりしながら運営しているという。
「FRECKLE donuts」の特徴は国産の素材にこだわった商品。生地をつくる小麦粉は「カタノカオリ」と「十勝のかおり」を使っている。キタノカオリは雨などの気象条件の影響を受けやすいことから生産者が減っている希少な品種。十勝かおりは「きたのかおり」、「きたほなみ」、「春よ恋」の3種類をブレンドした100%十勝産。小麦粉の味と風味をしっかりと感じられ、もっちりとした食感も楽しめる生地に仕上げた。
卵は多くのシェフが愛用している「昔の味の卵」を使用している。天然地下水や遺伝子組み換えの穀類を含まない飼料で育てた親鶏が産む卵は濃厚で旨味が詰まっている。
■売れ筋3位は「煎茶」 島田市にある杉本園のお茶を使用
そして、店の売上3位「煎茶」には、静岡県島田市にある杉本園の深蒸し煎茶を用いている。杉本園は農薬も肥料も使用しない自然栽培で知られ、製造や加工も自社工場で行っている。他のお茶を一切混ぜることなく、「安心して飲んでもらえるお茶」を掲げている。
「FRECKLE donuts」の売れ筋は、甘さの中に渋さのある大人のドーナツとして人気の「煎茶(378円)」が3位。2位は濃厚カスタードにサワークリームを加えて酸味と甘みのバランスが絶妙な「カスタード(432円)」。1位は1か月で3000個以上を販売した“王道”の「フレクルドーナツ(356円)」となっている。
「FRECKLE donuts(東京都渋谷区富ケ谷1丁目51-6)」は代々木公園駅から徒歩3分。営業時間は午前10時半からで売り切れ次第、閉店となる。不定休を除いて定休日は設けられていない。
(SHIZUOKA Life編集部)