RED-i、6人体制ラストライブを笑顔で完走。AYARU卒業公演で魅せた「後悔のない生きざま」[ライブレポート]
2024年11月24日、新宿HEISTにてロックアイドルグループRED-iのメンバー、AYARUの卒業公演が行われた。不動と思われたCONAMI、RIN、AYARU、MIYU、KALOA、SIUの6人体制で走り続けてきたRED-iにとって、AYARUの卒業は大きな変化であり、グループの転機となる。本記事では、AYARUの門出を祝うとともに、6人のRED-iとして最後となった公演の模様をレポートする。
開演前、ロックンロールのビート(SE)が流れると、フロアはAYARUのメンバーカラーであるグリーンのペンライトで埋め尽くされた 。 ライブは「覚悟をキメな」という力強い歌声と共に『Ready,Set,Riot!!』からスタート。メンバーと観客は理性を取り払い、タオルを振り回しながら感情を爆発させた。続く『RUDEBOY BLUES』では、さらに感情のアクセルを踏み込み、メンバーと観客が互いに熱量をぶつけ合うスリリングな空間を作り上げた。
『アナタニ愛ヲ』では、歌詞の一つひとつが卒業するAYARUへのメッセージのように響き渡った。「僕は君が大好きだ」とAYARUが歌うパートに対し、会場からは「俺もー」の声が上がり、メンバー5人が「僕はAYARUが大好きだ」と彼女を囲んで歌う感動的な場面も見られた。『IT'S ROCK'N'ROLL SHOW』では、ステージ上のメンバーもフロアの観客も隣同士で肩を組み、一体感を生み出した。激しいロックナンバー『WAR CRY』では全員で拳を突き上げ、ヘドバンを交わし、燃え盛る感情を共有した。
ライブ後半、「ずっと同じ空の下で輝き続けてね」という思いを乗せて披露されたのは『ライラックの空に…』。共に歩んできた4年4ヶ月の日々を噛みしめるように歌い、終盤にはAYARUとKALOAが抱き合うシーンが観客の涙を誘った 。AYARU自身が「これからの未来がキラキラ輝いて見えてきますように」と語り、始まった『バラッド』では、彼女は未来の自分へ、残るメンバーはAYARUの明日へ向けて歌声を響かせた。ラストナンバーは『Born to be Summer』。「お前が一番」というコールが飛び交う中、明るい未来を掴み取ろうとするポジティブなメッセージで、会場は笑顔と楽しさに包まれた。
最後のMCで、AYARUは自身の決断とファンへの感謝を語った。
AYARU:RED-iのAYARUのことを考えることも大切だけど、自分の夢を第一に考えてもいいという決断に至ったのね。自分の人生だし、わたしはこの卒業を決めたことは何も後悔はしてないし、これから始まる5人のRED-iもすごく楽しみだなって思います。(中略)わたしはこれからも5人のことを応援しているし、みんなの人生も一人一人あるから、その人生を大切にして、いっぱい楽しんでね、よろしく。
最後は花束やファンからの寄せ書き、メンバーからの色紙が贈られ、涙ではなくAYARUらしい笑顔での終幕となった。「わたしはみんなと出会えて最高の人生だよ。本当にAYARUを見つけてくれてありがとう」と感謝を告げ、彼女はステージを後にした。
セットリスト
1.Ready,Set,Riot!!
2.RUDEBOY BLUES
3.アナタニ愛ヲ
4.IT'S ROCK'N'ROLL SHOW
5..WAR CRY
6.ライラックの空に…
7.バラッド
8.Born to be Summer
CONAMI生誕祭
日程:12月14日
会場:渋谷Star lounge
<RED-i 東名阪ツアー2026 - diffusion ->
2026年1月31日(土)大阪・北堀江 club vijon
2026年2月21日(土)名古屋・HOLIDAY NEXT NAGOYA
2026年4月5日(日)東京・青山RizM
<RED-i 5th Anniversary oneman LIVE -go above ground->
日程: 2026年7月10日(金)
会場: Zepp Shinjuku