【大雪や吹雪に注意】あす31日にかけて札幌でも10~20センチの雪 北海道の天気予報/2025年1月30日更新
北海道のあす1月31日(金)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
【この記事の内容】
・ポイント解説
・あすの北海道の天気と気温
・あすからの北海道の週間天気予報
・あすの札幌の朝昼晩の天気
このあとの雪
30日の札幌では、久しぶりに雪かきが必要になりました。
ことしは異常な冬になっていますが、きのう29日からは低気圧や冬型の気圧配置の影響で雪となりました。
午後4時までの24時間で降った雪の量は札幌で23センチと、この冬一番のまとまった雪が降りました。空知地方でも大雪になり、中空知の芦別では45センチと1月としては統計史上2番目に多くなりました。
このあとも同じようなところで雪が続きます。あす31日夕方までの24時間に降る雪の量が20センチ以上=オレンジや赤、紫色の地点が見られます。
留萌から北空知、中空知、上川中部や南部にかけて、そして後志や石狩湾周辺、さらに知床半島周辺の多いところでさらに30センチくらいです。札幌でも10~20センチの雪が降るでしょう。
湿った雪で電線着雪による停電、車の立ち往生やなだれにも注意して下さい。
1月31日の北海道の天気と気温
31日の天気と気温です。
日本海側を中心に大雪や吹雪に注意が必要です。最高気温は1度前後です。札幌など一気に雪が増えた地域では、落雪や泥はねにも注意して下さい。
あす31日からはおびひろ氷まつりが開催されます。氷雪像や花火、グルメなど内容盛りだくさんです。
雪不足が心配されましたが、スタッフの方に伺うと、工夫を凝らして、通常通り楽しめるイベントになっているとのことでした。
帯広の天気は穏やかで、お出かけにも良さそうです。
31日の時間ごとの天気。道央・道南からです。
札幌は雪が降りやすく、時折ふぶくでしょう。後志地方では雪が強まり、夕方までに倶知安では20センチ前後の雪が降るでしょう。
道北・空知です。
海岸部はふぶいて、見通しの悪くなることがあるでしょう。旭川は断続的に雪が降り、富良野や深川、滝川では大雪のおそれがあります。
道東・オホーツク海側です。
帯広や釧路は晴れ間が出ますが、オホーツク海側は雪が降るでしょう。羅臼町など知床半島周辺ではあす31日にかけても雪の量が多くなります。
1月31日からの北海道の週間天気予報
週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
札幌は連日雪マークですが、特に土曜日にかけて大雪に注意して下さい。その他は土日は割合穏やかですが、土曜の朝は旭川で‐15度、日曜は北見で‐18度まで気温が下がります。この時期本来の冷え込みが戻ってきます。
つづいて、太平洋側です。
土日は割合穏やかで、道東を中心に日ざしが出ます。寒さが戻り、朝晩は内陸で冷え込むでしょう。来週火曜日頃は低気圧の影響で雪や風の強まるおそれがあります。
1月31日の札幌の朝昼晩の天気
31日の札幌です!朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします!
もんすけは泥はねされていたり、傘をさしていたりします。
31日も湿った雪になりそうです。
気温は一日を通して0度くらいで、湿った雪が降ります。路面はザクザク、ぐちゃぐちゃになるところもあります。傘や防水加工の効いた上着、長靴やブーツでお出かけ下さい。
31日も朝と日中と雪かきが必要になりそうですよ。
雪の情報は、HBCのホームページの「もんすけ雪かき予報」でもご紹介しています。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。
※30日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
編集:Sitakke編集部IKU