県立高田特別支援学校で最後の成人式 卒業生19人の門出祝う
新潟県上越市寺町1の県立高田特別支援学校で2025年11月1日、卒業生のための最後の成人式が開かれた。市主催の成人式に出席が難しい新成人を祝おうと、保護者らが開催してきたが、13回目の今回で一区切りとなる。
《画像:記念撮影する新成人19人と担任ら》
成人式は同校の卒業生と保護者でつくる余暇支援団体「ダンディ・ライオン」主催。慣れない会場や大人数での式に参加できない卒業生を祝いたいという保護者らからの声を受け、2013年から実施してきたが、コロナ禍を経て式のあり方を検討し、今回を最後の開催とした。
式には2022年度卒業生の19人をはじめ、保護者や担任ら約60人が出席。スーツやワンピースに身を包んだ新成人は、旧友や恩師との再会を喜び、フォトブースでの記念撮影などを楽しんでいた。
《画像:約60人が出席した成人式》
あいさつに立った同校後援会の本海英幸会長は「成人になると責任や大変なこともある。これまで守ってくれた家族や先生方を、今度は自分たちが守るという気持ちで素敵な大人になってほしい」と激励。一人一人に成人証書を手渡した。
新成人を代表し、一般企業で働く男性(21)が「今仕事ができているのは両親や先生、会社、地域のおかげ。感謝し、少しでも恩返しできるよう頑張りたい」と決意を述べた。
《画像:旧友とフォトブースで撮影を楽しんだ》