あなたのイチ押し入ってる? 寒い日に食べたい全国ご当地鍋22選 静岡県からは「沖あがり」
■サクラエビ使った漁師めし「沖あがり」 近年は家庭料理でも
寒さが増す季節に恋しくなるのは、身も心も温まる鍋料理。大手旅行サイト・じゃらんが、北海道の「石狩鍋」から九州の「水炊き」まで全国のご当地鍋22種類を紹介。静岡県からは、駿河湾のサクラエビを使った漁師料理「沖あがり」が選ばれている。
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「沖あがり」は、サクラエビ漁で知られる静岡市の由比漁港を中心に古くから親しまれる漁師鍋。サクラエビを豆腐やネギとともに煮込み、醤油と酒で味を整える。エビの香ばしさと甘みが広がる素朴な一品で、漁を終えた船上で食べられてきたことが名前の由来。元々は漁師めしとして親しまれてきたが、近年は家庭料理としても人気が高まっている。
東海地方からは他に、愛知県の「かしわのひきずり」と岐阜県の「すったて汁」が選ばれた。「かしわのひきずり」は鶏肉を甘辛い割下で煮込む名古屋の定番鍋。白菜やしいたけ、糸こんにゃくなどがだしに絡み、最後は卵にくぐらせて食べる。赤味噌仕立ても人気で、まろやかさとコクを特徴とする。
「すったて汁」は、白川郷で祝いの席に供される郷土料理。一晩水に浸した大豆をすりつぶし、醤油で味を調える。根菜類や飛騨牛を加えた「すったて鍋」も登場し、地元の味を現代風に楽しむ動きが広がっている。
じゃらんによる「寒い季節に食べたいご当地鍋22選」は以下の通りとなっている。旅先で味わうのはもちろん、自宅で再現しても楽しめる。
【寒い季節に食べたいご当地鍋22選】
・石狩鍋(北海道)
・きりたんぽ鍋(秋田県)
・すき焼き(群馬県)
・ねぎま鍋(東京都)
・牛鍋(神奈川県)
・ぶりしゃぶ(富山県)
・いしる鍋(石川県)
・いのぶた鍋(山梨県)
・すったて汁(岐阜県)
・沖あがり(静岡県)
・かしわのひきずり(愛知県)
・じゅんじゅん(滋賀県)
・鯨のハリハリ鍋(大阪府)
・ぼたん鍋(兵庫県)
・飛鳥鍋(奈良県)
・じゃぶ(鳥取県)
・へかやき(島根県)
・美酒鍋(広島県)
・かきの土手鍋(広島県)
・いもたき(愛媛県)
・若鶏の水炊き(福岡県)
・ひきとおし(長崎県)
(SHIZUOKA Life編集部)