ラトビアの魅力を体感!万博「バルトパビリオン」が癒やし空間すぎた
2025年5月20日、大阪・関西万博の「ラトビア・ナショナルデー」が開催され、多くの来場者が北欧の魅力に触れました。ラトビア共和国とリトアニア共和国が共同で出展する「バルトパビリオン」では、自然との共生や伝統文化を感じられる展示やセレモニーが満載。その魅力をレポートします!
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ラトビアってどんな国?癒やしの空間「バルトパビリオン」で自然に浸るクールダウンにもおすすめ「Kizuna Wall」を楽しもう感動的な音楽パフォーマンスを披露
ラトビアってどんな国?
ラトビアは、ヨーロッパ北東部に位置するバルト三国のひとつ。国土の半分近くを占める森林や数千の湖が点在する豊かな自然を誇り、日本と同じく四季を感じられる国です。首都リガをはじめとする美しい中世の街並みや古くから伝わる民謡・伝統文化に加え、現代アートやテクノロジーの革新など、多彩な魅力にあふれています。
癒やしの空間「バルトパビリオン」で自然に浸る
「WE ARE ONE」をテーマにした「バルトパビリオン」では、ラトビアとリトアニアの自然・文化・未来への取り組みを体験できます。
パビリオン内でまず目に入るのが、壁一面にディスプレイされた約300種類の薬草サンプル。ラトビアとリトアニアの郊外には森が広がり、薬草は人々の暮らしにとって身近な存在なのだそう。植物をモチーフにしたアート展示に、癒やされます。
自然、人間、つながりといったカテゴリー別に、映像での紹介も。
「もみの木」「白樺」「松」の3種類の木が、パネルにディスプレイ。ドラッグするとラトビアとリトアニアの現地に、実際に植樹できるしかけがあり、現地とのつながりを感じられる体験になります!
また、両国の文化を象徴するバルトパビリオンの公式マスコット「バラビちゃん」も登場。きのこ狩りが盛んなことから、ポルチーニをモチーフにしたユニークなキャラクターが人気を集めていました。
クールダウンにもおすすめ「Kizuna Wall」を楽しもう
パビリオンの奥には、グリーンの壁に水滴で自由に文字や絵を描ける「Kizuna Wall(KIZUNAの壁)」が出現。数分で消える仕組みのインスタレーションで、訪れる人たちの交流の場となっています。椅子も設置されているので、ひと休みにもぴったりです。
さまざまなデザインの民族衣装の披露もあり、その美しさにうっとりと見とれてしまいました♡
ワークショップで「プズリ」作りに挑戦
取材日は、ラトビアの伝統的な麦わら細工「プズリ」のワークショップも開催。正八面体をベースにしたフォルムが美しいオーナメント作りに、来場者も夢中になっていました。会場の天井にも装飾されており、見応えがあります。
出口近くには、ラトビアとリトアニアの珍しい商品が購入できる自動販売機も設置。記念スタンプも設置されているので、お忘れなく!
感動的な音楽パフォーマンスを披露
続いて「ラトビア・ナショナルデー」のオープニングセレモニーが開催される、ナショナルデーホール「レイガーデン」へ。国旗掲揚やエドガルス・リンケービッチ大統領による挨拶で式典がスタートしました。
ステージでは、文化プログラム「響~ATBALSS(アトバルス)」を開催。民族衣装をまとったダンサーやミュージシャン、日本人アーティスト麦野優衣さんも出演。和太鼓や琴も演奏に加わり、感動的な音楽パフォーマンスが繰り広げられました。
ナショナルパレードでは、ラトビアの美しい民族衣装のパフォーマーたちが旗を掲げて行進。多くの来場者の注目を集めていました。
2025年7月6日(日)には、「バルトパビリオン」を共同出展しているリトアニアのナショナルデーが開催、8月23日(土)には「バルトの日」が開催されます。こちらも合わせてお楽しみに!
EXPO 2025 大阪・関西万博
開催期間:2025年4月13日(日)〜10月13日(月)
開場時間:9:00〜22:00
開催場所:大阪・夢洲(ゆめしま)
交通:Osaka Metro中央線「夢洲駅」すぐ
バルト館(ラトビア&リトアニア)
運営時間:9:00~21:00
会場エリア:セービングゾーン
所要時間:約20分
※最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
写真・文/谷尻知子