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朝日新聞阪神支局襲撃事件から38年。言論の自由・表現の自由とは?

文化放送

5月9日(金)、ニュースキャスター・長野智子がパーソナリティを務めるラジオ番組「長野智子アップデート」(文化放送・15時30分~17時)が放送。午後4時台「ニュースアップデート」のコーナーでは、「朝日新聞阪神支局襲撃事件から38年。言論の自由・表現の自由とは?」というテーマで、ジャーナリストの鈴木エイト氏に話を伺った。

1987年5月3日に起きた襲撃事件から今年で38年。この事件は、日本の報道機関への直接的な暴力行為という点で極めて異例なものだった。“言論へのテロ”と位置付けられている。

朝日新聞では毎年、事件が起きた5月3日を「言論の自由の日」として、特集や社説で報道し続けている。

長野智子「鈴木エイトさんなんですが、『5・3集会 朝日新聞阪神支局襲撃事件を忘れない』という集会で、『ジャーナリズムの今と表現の自由』をテーマに今回講演をされたということですね」

鈴木エイト「はい。毎年この問題に関して発信を続けている市民団体から招待をいただいて、その当日に講演をさせていただいたんですけれども、ほんとにいまジャーナリズムが問われているところで、表現の自由はどうすればいいのかっていうところについて、90分くらい講演をさせていただきました。近年の選挙などの事例から、大衆誘導されているところであるとか、公職選挙法の問題とか色々と総合的に話したんですけども」

長野「うん」

鈴木「いちばん強調したかったのは、いろんな社会問題の背景にいろんな共通項の問題があると思うんですけど、そこで政治家・メディア・市民が何をしなければいけないのかっていうところを話させていただきました。この(朝日新聞阪神支局襲撃)事件が我々に問うているのは、結局未解決のまま終わっていることによって“言論へのテロ”っていうものが罷り通ってしまった。そのことによって、いまは形を変えて直接的な暴力ではなくネット上での誹謗中傷であるとか、そういうものによって見ず知らずの他人に攻撃をさせるとか、そういう中で実際に亡くなってしまうような人が出てきている状況をどうやって変えていくのかっていうところの話をさせていただきました」

長野「なるほどね。当時、犯人が捕まらないということで、きちんと話も聞けなかったし、検証も処罰もできなかったということで、そのままそれが今に繋がってきてしまっているっていうことですね」

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