都筑区運営方針 施策推進、着実に 中期計画の目標実現へ
都筑区はこのほど、2025年度の目標や取組を示す運営方針を発表した。横浜市中期計画の最終年度となる本年度は、「つながり」「活力と魅力」「安心」を実感できる「ふるさと都筑」を目指し、多様な主体との連携・共創を強化する方針。
運営方針は、区の取組や事業の方向性を示すもので、各区が公表する。都筑区では目標達成に向けた施策として、【1】子育て世代をはじめ、あらゆる世代が住み続けたいと思えるまち、【2】誰もが安全・安心に暮らせるまち【3】活力とにぎわい、魅力あふれるまち、【4】花と緑にあふれ、豊かな環境を育むまちを掲げた。
【1】では、DEI(多様性、公平性、包括性)の視点を取り入れ、安心して子育てできる環境整備や地域福祉保健計画の策定、農福連携などの取り組みを進める。また人と人とのつながりを強化するため、自治会町内会と地域活動主体の連携を支援する。
【2】では、震災や風水害に備えた自助・共助の取組を支援し、地域防災力の向上を図るとともに、各種訓練を通じて関係機関との連携を強化、職員の災害対応能力向上を目指す。また昨今の犯罪発生状況を踏まえ、地域の防犯意識向上に向けた取り組みを推進、交通安全啓発も強化する。
【3】では、スポーツを通じた健康増進、DEIへの理解促進、地域の伝統芸能を含む多様な文化活動の振興を図り、ものづくり企業や区内農家との連携に積極的に取り組む。
【4】では「GREEN×EXPO2027」への関心を高めるため、区民団体による緑化活動を支援。区制30周年を記念して整備された「つづき彩りガーデン」を活用し、グリーン社会の実現を目指す。