RapidFlight、E2無人航空機のテスト飛行に成功。低コストでペイロード非依存型、約260km以上のミッションを遂行
RapidFlightは、迅速防衛実験予備（RDER）との契約の一環として期待されていた技術実証実験（T-REX）2024のデモンストレーションを完了した
このイベントは2024年8月19日から28日まで米インディアナ州キャンプ・アッターバリーで開催された。
イベント全体を通じて、RapidFlightはE2無人航空システム（UAS）の複数の成功した試験飛行を実施し、優れたミッション柔軟性と機敏なペイロード統合を強調した。デモンストレーションの主要な見どころには、ModalAI VOXL 2ボードや不活性プロトタイプのMMS Mjölnir兵器システムなど、カスタマイズされたペイロードのシームレスな統合が含まれ、多様な軍事作戦を支援するプラットフォームの汎用性を裏付けた。
RapidFlightの柔軟性と迅速なイノベーションの評判は、国防長官室（OSD）の上級幹部からのさらなる飛行要求によってさらに証明された。同イベントには、国防研究工学担当次官ヘイディ・シュー氏が出席し、E2の能力を直接目撃した。他の要求には、生きた対無人航空システム（C-UAS）評価飛行の支援や、カスタムコンポーネントの迅速な設計と生産が含まれた。現場の移動生産システム（MPS）を活用し、コンポーネントは72時間以内に納入され、ミッション特定の解決策を迅速に提供する同社の能力を示した。
商用オフザシェルフ（COTS）コンポーネントで製造されたE2航空機は、高帯域幅の直線視界（LOS）通信システム内で広範なペイロード能力を組み合わせることで、異なるミッション要件のニーズを満たす比類のないユーティリティを提供する。E2はペイロード非依存型でもあり、20〜37.5ポンド（9.07～17.01kg）のペイロード重量範囲と最大3時間の持続時間を特徴とし、戦闘員に発射点から140海里（約260km）以上のミッションを遂行することを可能にする。
ウフェルマン氏：RapidFlightは、米国防総省と同盟国に、軍隊が航空機ではなくミッションをすばやくカスタマイズできる柔軟で適応可能な無人航空システムプラットフォームを提供することに注力しています。RapidFlight E2航空機は、効果的な抑止のために米国と同盟国が必要とします。低コストで、モジュラーかつペイロード非依存型のUASの開発における大きな前進を表しています。
この契約は、E2ドローンプラットフォームの進化の次の段階を表すものであり、以前に国防研究工学担当次官室（OUSD R&E）によってさらなる開発のためのプラットフォームの1つとして選択されていた。
顧客実証済みの移動生産システム（MPS）は、戦術的最前線の前方拠点から無人航空機（UAV）の製造と配備を可能にする。単一のMPSは、月に28機のグループ3航空機を生産でき（またはグループ2および/またはグループ1の場合はさらに多い数量、あるいは複数のMPSユニットを組み合わせた場合）、このシステムはRapidFlightが所有・運営するか、米国防総省、同盟国、防衛請負業者が世界中のどこでもUASを大量生産する効果的な方法として使用できるという。
https://www.drone.jp/news/2024080114225994292.html
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