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小田原出身鈴木仁選手 サーフィン国際大会で栄冠 見据えるのは「世界の舞台」

タウンニュース

地元小田原でトロフィーを手にする鈴木選手

小田原市出身のプロサーファー、鈴木仁選手(23)が9月に宮崎県で行われたワールドサーフリーグ(WSL)公認の地区大会(QS3000男子)で優勝を果たした。鈴木選手のQS大会優勝は5年ぶりとなる。

WSLはランキング上位サーファーが参加する「チャンピオンシップツアー」(CT)を組んでおり、この大舞台の参戦資格を得るための公認大会が世界各地で行われている。鈴木選手が優勝したのは2024―25シーズンに組まれたアジア地域大会の一つで、各国のプロ約100人が技を競った。

シーズン直前、「いつもと違う取り組みを」と、バリや米国で約1カ月間のトレーニングを敢行した鈴木選手。サーフィンだけの環境に身を置くことで技術面に加えてメンタルの強化も図り大会に挑んだ。

五輪代表に勝利

準決勝の対戦相手はパリ五輪サーフィン日本代表の稲葉玲王選手。同じボードに乗る先輩に対し物怖じせず、波の外に飛び出してボードを回転させる特大の「エアリバース」を決めて圧勝した。

「とにかくやりたいことができた。海外トレーニングで得た自信がうまくはまったのは支えてくれた人たちのおかげ」と笑顔で試合を振り返る。「大雨で前も見えないコンディションだった」という決勝も勢いそのままに勝利を勝ち取った。

父親の影響で7歳からサーフィンを始め、城北工業高時代にプロの道を開いた鈴木選手。今でも西湘エリアは大会や遠征などが終わると戻ってくる「安心できて心を落ち着かせる場所」。地元の海岸では顔なじみから祝福の声が掛かると笑顔で応える。「来年はアジア代表として上位大会に出たい。もっと身体を鍛えて、近い将来に世界の相手と戦うのが目標」と前を向く。

迫力のエアを決める鈴木選手(写真・本人提供)

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