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川根・千頭駅から“秘境”湖上駅を目指す、絶景ドライブコース!「ミステリートンネル」に「長島ダム」もチェック!

アットエス

こんにちは。ドライブが好きなKAITOです。緑の美しい季節となりましたね。今回は、川根の湖上駅エリアのドライブコースをご紹介します。

最初は隠れ家的カフェ「CLUB HUCKLE Oigawa BASE」へ

大井川鐡道「千頭駅」を出発地点として、5分ほど車を走らせ、まずはカフェ「CLUB HUCKLE Oigawa BASE」へ。隠れ家的な場所(!?)で、少々道がわかりにくいので、千頭駅からはナビで検索することをおすすめします。川側に面したデッキからは、山々が見渡せて横にある茶畑の緑も美しい! デッキには、ワンちゃん用のリードフックもあり、同伴も可能です。敷地を出たすぐ裏には、線路があり、南アルプスアプトラインのレトロ感ある列車を間近で見ることができます。

早速オーダーを。「川根茶ラテ」はしっかりとした濃厚なお茶を感じる味でおいしいしく、色もきれいで映えます。

「自家製スモークベーコンのBLTサンド(スープ付)」は、自家製ベーコンの深いスモークの香りがして、トマトやチーズ、レタスとのバランスもよく、スープもおいしい!「川根ロール」には柚子の皮が入っていて、鼻に抜ける柚子の香りとこしあんとお茶の生地の相性が最高!その他「川根茶マカロン」「バスクチーズケーキ」「自家製柚子はちみつ」などどれも丁寧に作られており、とってもおいしかったです!

ミステリートンネルもおすすめ!「アプトいちしろ駅」へ

おいしい食事と和やかな時間に、おなかも気持ちも満たされたら、次は15分ほどの先の「アプトいちしろ駅」に向かいます。「アプトいちしろキャンプ場」に向かう細い道を入り(すれ違いも少々難しいので、譲り合い安全運転で!)さらに進むと、山々に囲まれ、湖に面した無人駅に到着です。その先は行き止まりですが湖の上を渡る「いちしろ吊り橋」もあり、とても静かなところで、鳥のさえずりが心地よいです。

「アプトいちしろ駅」から「長島ダム駅」の間は、日本の鉄道路線で最も急な区間となっており、この坂を上るため、列車にアプト式電気機関車を連結するのがこの駅になります。停車した列車に機関車がゆっくりと近づき、連結される様子を間近で見学することができるので、時刻表を確認していくことをおすすめします!

さらに、ここに来たら行っておきたいのが「ミステリートンネル」!駅横の看板の矢印に従って歩くと「アプトいちしろキャンプ場」に抜けることができる、出口の見えない真っ暗なトンネルがあります。トンネル内を進んでいくと、前後左右上下とも方向すらわからないほど、本当に真っ暗です。光がないと歩くことができないので、携帯ライトの準備を!充電も要チェックです。

ライトを照らしながら歩いていると、お化け!妖怪!出たー!!となること請け合い。中の様子は行ってみてのお楽しみ!心して進みましょう。

375mのトンネルを抜け、無事キャンプ場に到着。さらに「長島ダム」まで行くことができる短い「ミステリートンネル」もありますが、今日はもと来たトンネルを戻ります。一度通っているので、帰りはじっくり観察しながら歩きます。天井を照らすと、天然のコウモリを見ることもできましたよ。

ダムについて学ぶなら「長島ダムふれあい館」へ!

車でもと来た道を戻り、ダムについて学べて地域の観光情報をチェックすることができる「長島ダムふれあい館」へ向かいます。

みなさんは「ダムカード」をご存じですか。国土交通省と水資源機構の管理するダムのほか、一部の都道府県や発電事業者の管理するダムで作成し、ダムの管理事務所やその周辺施設で配布されているカードで、表面はダムの写真、裏面はダムの形式や貯水池の容量・ダムを建設したときの技術などの基本的な情報からちょっとマニアックな情報までが載っています。ここでは、「長島ダムカード」を誰でもゲットすることができます。日本中の「ダムカード」を集めてコレクションするのも楽しいですね!

隣接している「四季彩公園」は季節を感じながら散策できます。

圧巻の大きさ!「長島ダム」

「長島ダム駅」や短いミステリートンネルを抜け「アプトいちしろ駅」まで歩いてい行くこともできますが、「長島ダム」の「しぶき橋」近くの「大樽広場駐車場」に車で向かいます。車を止めて階段を下りていくと「しぶき橋」に行くことができます。

全長114m 高さ22mのダム堤を見上げるように架かる橋で、その名の通り、放水時には水しぶきが飛んできます。風が強い日は、ミストサウナ以上のしぶきが舞うので要注意です。見上げたダムの大きさは圧巻で、ダムの上までダムに沿って階段で昇ることもできます。段数も多く急なので足元にご注意くださいね。

長島公園から湖上駅など秘境ウォークへ

次は車で5分ほど先の「湖上駅」に向かいます。最近では観光スポットとして注目を集めるようになった「湖上駅」。駐車場も整備されましたが、台数が限られており空いていればラッキーといった感じです。今回は入り口に「満車」の札を持った警備員の方が…。通り過ぎて「長島公園」の駐車場に車を停めます。この辺りは「奥大井川湖上駅・接岨峡エリアふらっと秘境ウォーク」になっています。それぞれのコースの目安時間が書かれた看板もあるので、参考にしてみてください。

湖上駅を見るために「レインボーブリッジ展望所」まで今来た道を歩いて戻りますが、車の通る山道なので、すみを注意して歩きましょう。タイミングが良ければ、木々のすぐ下を走る列車を見ることもできます。途中には不動の滝もあります。

先程警備員の方がいたその先をさらに進むと「湖上駅」を見下ろせる「レインボーブリッジ展望所」に到着。空と湖の中に、線路でつながれた小さな森のような島がポツンと浮かんでいる景色は、まるでおとぎの国に来たようです!天気や季節によりその表情は変わるので、何度来ても美しい!

「湖上駅」に行くには、階段を下りきり、湖上にかかる線路を湖を見下ろしながら駅まで歩きます(途中上り下りがあるので、体力に自信のない方は少し大変かもしれません…)。タイミングが良ければ、すぐ横を通る列車の風も感じることができますよ!列車の人も、歩いている人も、おもわず互いに笑顔で手をふってしまうのも、なんだか楽しいです。

「湖上駅」のホームのから階段を上ってすぐには「湖上駅Cafe耕晴雨読」があります。イートインスペースもあるので、ちょっと休憩にもいいですね。カフェは冬期はお休みの日もあるので、事前にチェックを。

駐車した長島公園まで戻ります。横にある「南アルプス接阻大吊り橋」を渡ると、8つの橋を渡ることができるコースもあります。向こう岸から川越しにみる山の緑や、その中を走る赤っぽいアプトラインの列車も、絵本の世界にいるようで素敵です。

川根は、自然いっぱいの山々の緑と美しい川や湖。人工的なダムやレトロ感ある列車など、素敵なスポットがいっぱい!千頭駅エリアも「新東名静岡SAスマートICからの山道経由で川根の千頭駅を目指す!特産品のお茶とグルメを堪能するドライブコース!」でご紹介していますので、ご参照ください。まだまだご紹介したいところはたくさんありますが、今日はここまで!魅力あふれる川根へGO!!

文・KAITO

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