横浜市内40代男性がはしか感染 ベトナムから帰国後に発症、発表は2日連続
横浜市は2月27日、市内の40代男性がはしか(麻しん)に感染したと発表した。26日には20代女性の感染が発表されており、今年、市内では2例目。両者の関連性はないという。
男性は2月9日にベトナムから帰国し、18日に倦怠感、19日に発熱と下痢、23日に咳と発疹が出た。25日に市内の医療機関を受診し、27日に遺伝子検査ではしかと判明した。予防接種は1回受けているという。
感染可能期間中、男性は2月18日午後0時30分から1時頃まで「すき家」厚木長谷店、23日午前1時から2時頃まで羽田空港第3旅客ターミナル2階到着ロビーを利用していた。市はこれらの施設を同時間帯に利用し、利用後10日前後経ってから発熱などはしかを疑う症状が現れた場合は、医療機関に事前連絡の上、受診するよう呼びかけている。
市によると、現在、はしかは東南アジアやアフリカなどで流行しており、海外感染後に帰国して発症するケースが増えているという。非常に感染力が強く、空気感染、飛沫感染、接触感染し、抗体がない人はほぼ100%発症する。市は海外渡航予定者に対し、渡航前にはしかの抗体確認や予防接種を検討するよう促している。
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