自衛隊車両で交通事故起こし同乗者にけが負わす 陸自高田駐屯地の30歳隊員を懲戒処分
新潟県上越市の陸上自衛隊高田駐屯地は2025年1月27日、自衛隊車両を運転中に交通事故を起こし、同乗者の同僚隊員にけがを負わせるなどした第5施設群の30歳3等陸曹を戒告の懲戒処分にしたと発表した。
発表などによると3等陸曹は2022年10月8日、山梨県南都留郡山中湖村内の一般道を自衛隊車両で走行中、立木にぶつかり車両と積載していた小銃を損壊させたほか、助手席に同乗していた同僚隊員に軽傷を負わせた。同車両には2人で乗車しており、訓練のため、富士地区の演習場へ向かう途中だった。なお、この事故で3等陸曹もけがを負ったが、程度などの詳細は公表されていない。2人とも、けがは完治しているという。
事故原因は「疲労による運転操作誤り」とし、3等陸曹は「深く反省している」と話しているという。
第5施設群の萩森泰聡1等陸佐は「国民の皆様の信頼を損なう事案を起こしたことに対し、深くおわびを申し上げるとともに、今後は任務及び隊員個人の特性に応じた指導を実施し、同種事案の再発防止に努める」とコメントした。