【川崎市高津区】高津市民館プラザ橘 マスコットの名前決定 「たかみん」「ぷらっち」に
高津市民館とプラザ橘のマスコットキャラクターの愛称がこのほど、「たかみん」「ぷらっち」に決定した。11月1日にプラザ橘で開かれた「プラザ橘まつり」では、両キャラクターの名前がお披露目され、来場者からの注目を集めていた。
この愛称募集の取り組みは、両施設の指定管理者を務める「たかつ・未来共創パートナーズ」が、市民に親しみを持ってもらうための企画として立ち上げたもの。
今回、マスコットキャラクターの制作に際してはまず、溝口のクリエイターチーム「ノクチ基地」が委託を受けデザインを担当。同チームのデザイナー・鶴田真樹子さん=人物風土記で紹介=の案が採用された。
鶴田さんによれば、市民館のキャラクターは、高津区のシンボルマークを参考に、上部にある若葉を「二葉」、下の円を「種」に見立て、植物が成長する最初の一歩である「二葉」のように、施設での学びや人との出会いが、地域の成長につながるように、という願いを込めて作成。一方、プラザ橘のキャラクターは、施設名の「橘」をモチーフしており、ミカン科の橘を輪切りにした姿を、実と花に見えるように工夫。さらに「橘」が渡り鳥によって広がったという説から、多くの人が施設に集まり「新しい知識」や「新しい出会い」を見つけられるように、という願いを込めたのだという。
愛称募集に337件
両キャラクターのネーミングは一般からの公募で決定。延べ337件の応募作品の中から、市民館の関係者などによる選考を経て「たかみん」(高津市民館)と「ぷらっち」(橘プラザ)が、それぞれ選ばれた。
祭りでお披露目
1日に開かれたプラザ橘まつりでは、メイン会場の階段に2人のキャラクターが名前付きで飾られた。2人の名前を見た来場者は「各施設の名称がうまく組みこまれていて面白い」「誰でもすぐに覚えられそうな、かわいらしい名前ですね」などと話していた。
市民館の担当者は「たくさんの応募と投票をいただき、感謝しています。たかみんとぷらっちに親しんでもらい、多くの人が2つの施設に遊びに来てもらえれば」と語った。今後は、両施設の広報やイベントで活躍し、地域の人々と施設をつなぐ役割を担う予定となっている。