「幸福度が高い人」は実践している。“年齢を重ねること”への考え方
潜在意識インタビュアーkahoのコラム【良い人生は後から】 「良い花は後から」ということわざがあります。先に咲いた花よりも、後に咲いた花の方が美しいという意味を持つこの言葉。人生も同じだと思いませんか? 酸いも甘いも経験した40代頃からのほうが人生の豊かさを感じられるようになります。そんなことを意識しながら生きているkahoが日々思うことをお届けします。
実年齢+4歳で答える
私はなぜか年齢を聞かれることが多い。答えそうな顔をしているのかもしれない。
年齢を聞かれて、「あれ? 私今何歳だっけ? 45? 47?」と、自分の年齢がよくわからなくなることが増えた。
なので、ここ最近は、年齢を聞かれたら「50歳です」と答えている。
そうすると、「えっ!? 見えない!」と言われる。それはそう。だって、実際は46歳だから。でも、この「えっ!?」という反応をしてもらえることが楽しくなっている。
娘に、「ママって変わってるよね。普通は1歳でも若く言うんだよ。しかも、その反応を見て楽しんでるし……」と呆れられた。
でも、5月になったので、今月で47歳になる。47歳ってことは、四捨五入すれば50歳だ。私はとにかく早く50歳になりたいので、40代残り3年が早くすぎないかなぁという思いを込めて、「50歳です」と答えている。
20代の頃から、40代になるのが楽しみだった。私の人生はそこから楽しくなるという根拠のない自信があった。ただ、50代は、「楽しみ!」と言うにはちょっと未知すぎた。だから、とにかく40代になってみたかった。
そして、実際に40代になったら本当に人生が楽しくなった。「生きてきて、今が一番幸せ!」を更新し続けている。
重ねていく年齢にワクワクする
50代という年齢が現実味を帯びてきた今、なんだか50代も、きっともっと楽しくなる気がして、ワクワクが止まらない。
多くの人は、年齢を重ねることに抵抗感を持ち、不安や恐怖を感じているように思う。いろいろな考え方があるから、そういう捉え方もあって当然だとは思うけど、私はやっぱり年齢を重ねていくことにワクワクしてしまう。
年齢を重ねることで失うものも確かにあるけど、それよりも得るもののほうが多い。失うものにばかり意識を向けているともったいないなと思う。
私が年齢を重ねることを楽しみに感じることの理由のひとつに、年齢(経験)を重ねることで、より生きやすくなるという気持ちがある。
生きている限り、悩みがゼロになることはない。自分以外のことも含めて、心配したり不安になったりすることもある。それでも、若い頃に比べると、年々生きやすさを感じるようになっている。
悩みのほとんどは、なんとかなってきたし、心配や不安も、案外たいしたことじゃなかったりする。46年も生きてきたら、そのくらいのことはわかるようになる。
楽しみながら年齢を重ねると自分が好きになる
年を重ねるたびに、自分のことをどんどん理解できるようになってきた。自分の「好き」や「心地よい」がはっきりしてきたから、本当に自分が望むものを選べるようになってきた。
若い頃は、常に他人から見える自分を意識して、”自分の本音”をないがしろにしがちだった。でも、年齢を重ねたことで、誰かにどう思われるかより、自分がどう在りたいかのほうがずっと大切だと、素直に思えるようになってきたし、そういう行動がとれるようになった。
この人生を楽しくするのも、つまらなくするのも自分次第。私は最近、「自分を大切にする」ということの意味を深く理解する経験をした。
「自分を大切にする」ということを、本当の意味でできていなかったなぁという気づきと、そのためにするべきことが明確になった。だから私は、さらに自分のことが好きだと思えるようになった。
「年を取るのが怖い」と言う人もいるけれど、私はむしろ、これからどんな自分に出会えるのかが楽しみで仕方ない。
シワも増えるし、代謝が落ちて全然体重も落ちないし。でも、それも全部ふくめて、「今の私がいちばんいい」と思えている。
40代になるのが楽しみだと思っていた20代の私は、間違っていなかった。
人間、生きていれば確実に歳を重ねていく。それに抗うことはできない。そのことを受け入れながら、いかに楽しみにながら年齢を重ねていくか。
それができていて、50代になるのをワクワクしている自分が、私はけっこう好きだ。
潜在意識インタビュアーkaho/ライター