犬を『近づけてはいけない超危険な場所』5選 絶対NGな理由や愛犬に与える悪影響まで
屋外でも室内でも…危険な場所に犬を近づけるのはNG
屋外はもちろん、家の中にも犬にとって危険な場所はたくさんあります。むやみに危険な場所に近づけてしまうと、怪我や中毒症状、パニックによる交通事故など、さまざまなリスクが懸念されるので飼い主が注意しなければなりません。
どのような場所に近づいてしまうと犬が危険な目に遭ってしまうのか、あらためて愛犬の安全のためにも把握しておきましょう。
犬を『近づけてはいけない超危険な場所』5選
どのような場所が犬にとってリスクが高いのでしょうか。ここでは犬を近づけてはいけない危険な場所とその理由を解説します。
1.側溝
散歩をしていると、道路の端などに側溝が設置されているところも多く見かけますよね。側溝は、犬の細い脚がすっぽりと挟まってしまう恐れがあり、非常に危険です。
うっかり足が側溝に落ちてしまうと、脱臼や骨折の危険があります。また、側溝に足を踏み入れてしまった際に切り傷などを負ってしまう恐れもあるので、愛犬に怪我をさせないためにも側溝は避けて散歩させましょう。
2.キッチン
家の中の危険ゾーンといえば、キッチンです。キッチンに立ち入らせないために、キッチンにつながる導線にペットガードを設置しているというご家庭も多いでしょう。
キッチンにはあらゆる危険が潜んでいます。包丁などの刃物はもちろん、犬にとって有害な食材も多くあるため、うっかり誤飲してしまい中毒症状を引き起こす危険もあります。
飼い主に気づかぬ間に危険な目に遭っているケースもあるので、キッチンには立ち入らせないようにしましょう。
3.公園などのゴミ箱
散歩中やお出かけ先で公園に立ち寄ることは多いですよね。公園などのゴミ箱には、食べ終えた食品の袋や串など、犬にとっては興味のそそられる匂いのするものがたくさん捨てられています。
こうした屋外に設置されているゴミ箱に近付いてしまうと、好奇心からゴミ箱を漁ってしまい、うっかり食べてはいけないものを誤飲したり、先端が尖ったもので怪我を負ってしまう危険もあるので気をつけてください。
普段から「待て」「お座り」などのコマンド指示に従えるよう学習させておくと、こうした興奮状態に陥った時でもコマンド指示で落ち着かせることができます。
4.手入れのされていない草むら
手入れのされていない草が生い茂った場所には、マダニやノミが生息している危険があります。また、植物の中には先端が尖っているものもあり、怪我を負ってしまうリスクもあるでしょう。
さらに、手入れされていないと思いきや、除草剤や殺虫剤が撒かれている場所もあり、犬にとっては猛毒です。うっかり口の中に入ってしまうと危険な中毒症状を引き起こしますし、皮膚に付着すると炎症を引き起こす恐れがあるので、むやみに入らないよう気をつけてください。
5.人が集まるイベント会場
人が集まるようなイベント会場に愛犬と一緒にお出かけしたい、と考える方もいるでしょう。しかし、基本的に知らない人が多く集まる場所は、犬たちにとって苦手な場所です。
パニックを引き起こして他者とのトラブルに発展したり、パニックから脱走してしまい、その先で交通事故に遭うなどのリスクも懸念されます。
体高の低い犬たちは、人が多い場所を歩くだけでも足を踏まれたり蹴られてしまったりとリスクが伴います。混雑した場所はなるべく避けてお出かけ先を選んでくださいね。
まとめ
いかがでしたか。今回紹介した超危険な場所はほんの一例です。お住まいの近所に「ここは危険かも」と不安に感じる場所があるならば、その場所は避けて通ったり、人や車通りの多い場所は避けて散歩ルートを見直すなど、対策を講じましょう。
(獣医師監修:葛野宗)