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「テナガエビは釣らずに掬(すく)う?」夜の木曽川で10cm頭に30匹と大漁【三重】

TSURINEWS

木曽川河口で掬い上げたテナガエビ(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

愛知県の木曽川で、初夏の夜に楽しめるテナガエビ採りに挑戦した。干潮のタイミングで現地入りし、ヘッドライトを頼りにテトラ周辺を探索。開始早々から7cm級の個体をキャッチし、その後も良型や越冬ハゼが交じるなど、わずか1時間で30匹を確保。夜間の活動には危険も伴いますが、安全対策を万全にすれば、身近な水辺で手軽に楽しめる。

木曽川でテナガエビすくい

当日の潮汐は小潮。午後6時40分干潮の潮回りだ。日没前の6時に現地に着くと一部川底が見えていた。

ぬれた足場は滑りやすく、夜間は視界も悪いので転倒のリスクが高い。安全対策として、ヘッドライトと滑りにくい長靴、ライフジャケットを装備した。

川岸に設置されたテトラブロックの隙間をのぞくと、ヘッドライトの光がエビの目に反射して視界に入る。水が少し濁っているのでシルエットで位置を確認。そっとエビ網を被せて跳ねたタイミングですくい上げた。

捕れたのは7cmのテナガエビ。長細く伸びた前脚が特徴的なエビだ。昨年の4月下旬と比較するとサイズがいい。

今回のポイント(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

テナガエビをキャッチ

日が完全に沈み辺りが暗くなる。それに比例して魚影は濃くなる一方だ。テトラの隙間を照らすと、一つの穴に10匹ほど群がっている。サイズはまだムラがあり2cmから5cmが大半だが、中には圧倒的にデカいやつがいる。

今回用意したエビ網は目が粗く5cm以下のエビは採取できない。大物に狙いを定めて注意深く穴を観察すると、隙間の側面から水面に向かって伸びた腕を発見。警戒されないよう慎重に近づいてすくい上げた。

捕れたのは10cmのテナガエビ。甲殻が青みがかりグラデーションとなっている。成長段階で見ると成体まであと少しか。シーズン序盤だが、なかなかの良型をキャッチすることができた。

ゲットしたテナガエビ(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

最終成果

その後も順調に数を重ねる。越冬したハゼも交じりサイズは15cmほど。少し気が早いが秋が楽しみとなる採取となった。

今回はテナガエビを求めて木曽川へ向かった。結果、1時間で30匹キャッチできた。サイズは昨年より大きく魚影も濃い。当たり年なのは間違いないだろう。またテナガエビは、エアレーションで3時間泥抜きした後に唐揚げにすると絶品だ。

これからシーズンが本格化するテナガエビ、お手軽にすくってみては。ただし、夜間は非常に危険なので安全対策を徹底してほしい。

テナガエビの唐揚げ(提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

<週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年5月23日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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