「キッチンスポンジ」にやってはいけない“NG行為”３つ「劣化するんだ」「知らずにやってた…」
お掃除スペシャリスト（クリンネスト1級）の三木ちなです。食器洗い用のスポンジは、使うたびに洗剤をつけて泡立てるためそれほど汚れていないように見えますが、実際は雑菌が繁殖しやすいもの。こまめなお手入れが必要ですが、やり方を間違うと、かえって菌が増えかねません。ここでは、うっかりやりがちな「スポンジ除菌のNG行為」についてご紹介します。
NGその1．漂白剤につけ置きする
スポンジに繁殖した菌をラクに落とすには、パワーのある洗剤で除菌するのが手っ取り早い気もします。キッチン用として販売されている塩素系クリーナーは、一見スポンジ除菌に役立ちそうな印象です。
しかし、これは間違い。スポンジのお手入れに塩素系漂白剤や酸素系漂白剤を使用すると、スポンジそのものが傷んでしまうため注意が必要です。キッチンスポンジを除菌する際は、劣化させる心配がない中性洗剤を使いましょう。
NGその2．ねじって水切りする
スポンジを洗った後にしっかりと水を切ること自体は、雑菌の繁殖を防ぐ対策になります。しかし、キッチンスポンジは強い刺激や摩擦を受けると劣化するため、ねじるように絞るのはNGです。
あくまでも傷つけないお手入れが大前提。水切りする際は無理に絞るのではなく、スポンジを揉むようにして水切りしましょう。
洗った後は、天日干しや室内に吊るして干すなど、風通しのよい場所で乾かしてください。
NGその3．食洗機で洗う
キッチンスポンジは熱に弱いため、食洗器に入れてはいけません。スポンジが壊れるどころか、食洗器の故障につながる可能性もあります。
スポンジがヒーターカバーの上に落ちると、発煙・発火・焦げを引き起こす恐れがあり大変危険ですので、食洗機で洗うのは絶対にやめましょう。
こまめなお手入れ＆取り替えで清潔に
キッチンスポンジは消耗品です。日々のお手入れは台所用中性洗剤で行うのが正解ですが、どれだけ洗ってもしだいに劣化します。
1ヵ月に1度は新しいスポンジと交換し、清潔さをキープしましょう。
三木ちな／お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア